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【#えぞ財団】特別連載企画「#この人、エーゾ【サウナ編】①」 日本サウナ学会代表理事/医師・加藤容崇 ~"サウナ"と"予防"?「生活の中で自分たちが続けていることにヒントがあると思った」~

組織のなかで、マチのなかで、もがきながらも新たなチャレンジをしているひとを紹介する「この人、エーゾ」。今回は「サウナ特別編」です!北海道でも一大ブームが巻き起こっている「サウナ」を医学的見地、経済、地域活性などからけん引する皆様を取材していきます。今回ご紹介するのは、日本サウナ学会代表理事で医師の加藤容崇さん。医師として研究を続けながら、漫画の監修や日本サウナ学会の活動も。複業をしながら"予防"という難題を"逆算思考"で解く方法をこれからも日々研究し続けます。

加藤容崇(かとう やすたか):1983年群馬県富岡市生まれ。慶応義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット 特任助教、帯広市北斗病院腫瘍医学研究所医師。日本サウナ学会代表理事。中高は剣道、大学は弓道、現在はサ道。

「なんで医者はなんでも治せないの?」幼稚園で抱いた疑問で医師の道に。


医師の加藤さんは現在、慶応義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット 特任助教と帯広市北斗病院腫瘍医学研究所医師として東京と帯広に主な拠点を構えています。また、多くの健康増進効果があるサウナですが、多くのメカニズムは未解明であることから、サウナの研究を進め医学的効能を明らかにすることで、人々の健康増進に役立てることを目標とした「日本サウナ学会」を立ち上げ、代表理事を務めます
そんな多忙を極める医師、加藤さんですが「幼稚園時代は仲の良い友達のお父さんが大工だったことから将来は、大工になる!」と夢見ていたと話します。幼稚園時代、友達の家に遊びに行き、端材で小さい家を作っているお父さんの姿をみて「本物の家も作るのに、小さい家も!すごい、こんなの作れるんだ!」と感動したといいます。そして、このときから大工になることを心に決めていたそうです。当時、お母さんは乳がんを患っており、治療に専念するため家にいなかったことが多かったといいます。そのため、祖父母と生活を共にしていましたが、祖父母もがんで亡くなってしまったそうです。幼稚園年長のとき、加藤さんは、医師である父に「なんで医者はなんでも治せないの?」と質問をします。父の答えは「研究するしかないよ」この会話がきっかけで考えを一新。将来は大工ではなく、医師を目指すことを決めたといいます。

加藤さんも参加する「サウナが地方にもたらす経済効果」はコチラ!

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