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   過去と未来 ( 泣く ) 

私は、過去の辛い体験を聞き合うことで
生きたい未来を創る活動をしています

私は、娘を病気で亡くしました
そのことがきっかけとなって
この、活動に巡り合いました

娘が亡くなった事実は
どのようにしても
変えることは不可能です

娘を失った私は
生きる気力も、希望も、自信も
全てを失いました

私に残ったものは
自己嫌悪と孤独でした

聞き合う活動をする場所で
私は、泣いて、泣いて、泣き続けました
15年以上活動している今でも
折に触れ、泣いています

過去を思い出して泣くことは
私には、かなりの違和感がありましたが
真剣に私を見守っている仲間の眼差し
優しい表情に、自然と涙が溢れてきました

「泣いてもいい」
そう自分自身が許可を出せるのに
それほどの時間は要りませんでした

泣きたい気持ちを我慢したままで
日常生活を上手く送ることは
非常に難しいことでした

生きる気力も、希望も自信も失った状態で
何食わぬ顔で生きていくのは
できない訳ではなかったけれど
とても疲れることでした

そして、私は娘の死を受け入れたように
乗り越えたかのように
振る舞って生きる努力をしたのでした

そう生きるしかないと思っていたのです
そうやって、私の未来が創られたのでした

もし、自分の気持ちに嘘をついたままで
生きていたら、今こうして
ここに存在してはいなかったでしょう

聞き合う仲間と出会い
たくさん泣いたことで
過去を変え、違う未来を創り
ここに生きているのです

自己嫌悪と孤独が消えたわけではありません
それらに力を与えるのはやめると決めただけです

もちろん、自己嫌悪や孤独に押しつぶされそうに
なる日もありますが
そんな時には、聞き合う仲間に話を聞いてもらい
あらためて、決断する
その繰り返しです 

未来は可能でいっぱいです










最後まで読んでくださって、ありがとうございます。またの訪問をお待ちしています : )