２０歳の誕生日に母からのプレゼントは
スキンケアセットとメイクセットでした

私が頼んだわけでもなく
母の考えたプレゼントでした

私はお化粧に興味はなく
色付きリップで満足する人でした

だからせっかくもらったの母からの誕生日プレゼントも
使えない罪悪感が私に残ってしまいました

それから、恋愛もしたし
就職したし
私の中には化粧という意識はありませんでした

私は高校生から白髪が生え始め
３０代からはカラーリングをしていました
おしゃれではなく白髪染め

私の体質に合わなくて
皮膚は痛いし、匂いは辛いし、髪は痛む
時間がとられる、お金も取られる

それで、とうとうやめちゃった

化粧もせず、白髪のままでいる４０代は
女性の集まりでは、いささかキツかったです
でも、それ以外は快適でした

好きで出来るなら楽しいけど
なんとなく、社会的にしなきゃと思ってするのは
自分の気持ちを無視してる
否定してるみたいで
気分が良くない

そうして、５０代になって
グレィヘアーも好きになって
楽しめるようになり

お化粧はしないけど
顔は体の一部として、大切にしたいなと
思うようになりました

顔にできたシミを見るたび
２０代の頃に楽しんだ
スキューバダイビングを思い出します

６０代の女医さんと沖縄で仲良くなって
肌は小麦色でシミやシワもあって
かつ魅力的な人でした
素敵な人だなと

色々な人がいて
いろいろな生き方があって
それぞれが、喜びを感じて生きていけたら
そんな社会は最高だよね