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仲介業者さんの存在意義

超蒸し暑い毎日が夏の終わりを感じる今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は相変わらず元気に暮らしております。

本日は不動産の仕事の中で起こる自分なりの考察を綴ってみようかと思います。

今回の内容は同業者からは場合によってネガティブに捉えられて非難される可能性もあるのかなと思いつつも、もうそういう時代ではないと思う私や共感者の声もちらほら聞くようになったのも事実で、注意喚起の意も込めて発信してみます。

先日、私は気になる不動産をポータルサイトで見つけその物件を管理(仲介)している業者様にご連絡しました。いわゆる「仲介業者」様です。

物件は愛知県某所、広告を出している会社は神奈川県の不動産会社。
 実はポータルサイトには他社からも同じと思われる物件が出ておりますが、価格も内容も微妙に違うのと無記名項目が多いので確認したいことがいっぱいです。
#陰口とか言いたいわけでは無いです

アタシ「こんにちは。㈱OOOのキイチロウといいます。」

業者A「***(聞き取れない早口)ふどうさんですが」

アタシ「(なんていう会社??)このポータルサイトに掲載されている物件についてお問い合わせなんですがよろしいでしょうか?」

A「あーはい(業者か)」

アタシ「問い合わせ内容は(他社さんと価格が微妙に違うので)残置物があるということですがどういった経緯の物件でしょうか?内部の写真が掲載されていないのですが、中を見学することはできますか?」

業者A「えーはい、とりあえず載せていますが詳しいことが分からないというか決まってないんで」

アタシ「(え?!そんな状況で情報出すか)なるほどですね。それで御社は神奈川県のようですが現地の確認はどうすれば・・・」

A「それは現地の提携不動産会社にやらせますんで、できますよ。
この物件、告知事項があって中で前の所有者が自殺しててその人の動産がそのまま残ってるという状態なんで」

アタシ「畏まりました。それでは詳細はわからないと言うことで・・・
ということは売主さんはご家族かご親族ですね。」

A「・・・いえ、家族ではないですね」

アタシ「!?なるほどですね。また検討が進みましたらご連絡します。
    有難うござ・・・」

A【無言でガチャ切り!】

さて、つまらないやり取りでしたがリアルな会話です。
また文字起こしなので雰囲気がなかなか伝わりませんが、終始めんどくさそうな話し方です。

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#写真は無関係

正直な感想として、非常に不誠実で不愉快な業者だなと感じました。
 話し方もこちらが業者とわかるとタメ口で面倒くさそうに、内容も極めて雑。重要事項である告知事項は故意(わざと)か分かりませんがあえてポータルサイトには載せていない事などから、いわゆる悪質業者な香りがプンプンしました。
#悪徳不動産業者ではなく悪質業者

同業者でこの感触ですから、これを読まれる一般の方であれば態度は変えてくるものの怪しさは感じ取れるでしょう。
 でもその物件に興味がある場合はどうしてもそこに問い合わせせざるを得ないのが現実ですよね。

未だにこのようなレベルの不動産業者が多いのはこんなレベルでも食べていける業界だからでしょうが、我々同業者として非常に迷惑な存在です。

結局この物件とのご縁は有りませんでした。
弊社はそもそもこういったマイナスのオーラをまとう人間とはなるべく距離を置くことにしているので取引自体したくないんですが。
#ガチャ切り野郎

こんなやり取りは(不動産)業界人であれば日常茶飯時なのかもしれませんが、このnoteを読んでいただいている一般の方に向けて、不動産業者の見極め方の一つをお伝えできるとすればこんな感じかなとさらに筆を綴ります。

●挨拶がまともに出来ない、冒頭の会社名もまともに伝えられない会社はまずNG

●ポータルサイトに載せられる情報なのにわざわざ載せていないだろうなという業者(担当)は仕事も雑でトラブル必須

●「聞かないと答えない」という姿勢の営業マンは原則付き合うな

不動産エージェントはコミュニケーション能力の高さにあります。
まぁ言ってみれば営業マンはコミュ力が物を言う仕事ですから不動産営業マンに限ったことではないですが、不動産業界にいるととかくこの3つに当てはまる営業マンは総じて仕事ができないと感じます。
#当然それ以外の要因もいっぱいあります

この条件下でも中にはすごく根がいい人も居ます。でもやっぱり仕事っぷりを見ているとチョンボは多いし、フォローは悪い。お客さんの求めている情報や動きに全く反応できていなかったり、とんちんかんな返答をしてお客様を困らせイラつかせる。
#みなさんも経験あるんではないでしょうか

私は営業畑ではないため正直、営業の方々に物申す程のものなんて有りません。まして、コミュ力はないです。ですがそれ故に、客観的にこれらのやり取りを見ていて痛切に感じるんです。

「なんでそこでそんな言い方をしてしまうのか?」
「どうしてその資料を先に説明しないのか?」
「なぜそんなに動きが遅いのか?」
#ナマケモノのことを言っているんではないんです

という場面を目の当たりにして感じてきました。何がだめなのか?

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改善をする姿勢があればまだしもですが、お客様の殆どは文字通り「一生に一度」レベルの高い買い物をする瞬間です(不動産売買)。
 もしくはこれからの生活基盤を決める住まいの決定です(不動産賃貸)。

業者であるプロのエージェントであるならばもう少し気遣いと意識が必要だなと思います。

私は売主、貸主としての立場ですのでみなさんが触れ合う「仲介業者」ではないんです。

私から見ると「仲介業者」の向こうに皆さんのような一般のお客様が居ます。この「仲介業者」の力量次第で良くも悪くも売れ行きが変わったり、場合によってはトラブルに巻き込まれることもあります。

IT化が進む現代でどの業界も中間省略がどんどん進んでいます。

みなさんもお気付きの通り、不動産業界にもその目は強く向けられています。
弊社も仲介業者様あっての今があると思って事業を営んできているので、仲介業者様が今後もエージェント業として事業を続けていければと願っています。

ですが世の中は厳しくも変化のスピードは思っているより早い。
この業界の近い将来、意識改革が早期に進んだ会社が生き残り、そうでない会社は時代とともに消えゆく運命だなと確信しています。

こんな私ですが個人的には私に関わる全ての人がGoodになることを心がけていますので、仲介会社様の意識改革が上手に進むことを願うばかりです。

本日は不動産業界の「仲介業者」に注目してみました。

決して仲介業者を揶揄したりバカにしているなんてことは全く無く、むしろ私本人は尊敬の念で営業マンを日々見ています。

みなさんも仲介業者さんの苦労はなかなか見えないところにありますから、誠実にコミュニケーションを取ってお互いがHAPPYになれる取引になるよう心がけてみてください。

纏め方が超絶下手くそで申し訳ない。
by キイチロウ

#全力で仕事やりたい病

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