カクヨム甲子園2022に参加した

 カクヨム甲子園は高校生限定の公募である。

 昨年も参加した。中間選考も通らなかったが、良い経験だったと思う。

 今年ももちろん参加した。高校生でいられるのは、今年が最後だから。高校生の間に掴めるチャンスは掴んでおきたいじゃないか。

 カクヨム甲子園には、ショートストーリー部門(400〜4,000字)とロングストーリー部門(6,000〜20,000字)の2部門がある。
 今年はショートストーリー部門に8作、ロングストーリー部門に4作応募した。昨年はショート6作、ロング1作だった。
 昨年の応募締切以降に書いた話も合わせて応募しているから特別筆が速くなったという訳でもないが、ロング部門に複数作応募できたのは少し嬉しい。

 私は私の書く話が好きだ。けれどそれが審査員の方にとっても面白いと感じてもらえる文章なのかということはわからない。

 今回応募した話の中で、私が1番好きなものがこれだ。徐々に滅びていく世界の中で音楽を続ける二人の話。退廃していく街の中をギター一本と歌声だけで渡り歩く。テーマとしても好きを詰め込んだし、描写の細々とした部分にも好きを散りばめた。
 読んでくれた友人も好きだと言ってくれたし、Twitterのフォロワーにも好きだと言ってくださった方もいた。自分も好きだし、周りからの反応も良かったと記憶している。

 ただ、評価されるかは別だ。審査員の方の目に留まる、いや目に入るかすらわからない。なんて言ったって723作品も応募されている訳だし。多少は規約から外れていて選考に入らない話もあるかもしれないが、何百と応募された作品の中から私の話が果たして見てもらえるだろうか。
 普段は誰か読んでくださった方の中で一人でも好意的な感情を抱いてもらえたら嬉しいだけなのだが、公募となるとそうもいかない。

 この2つは同じ世界線の話だ。架空の歌い手グループを取り巻く環境を見るオタクの話。言葉を選ばずに言うと夢女子とアンチがそれぞれ主人公の話を書いた。まだこの世界観に則ったプロットが2つあるので、近いうちに書いておきたい。

 Twitterの様々なアカウントを見ながら思考を勉強して書いた話だし、多少実体験も混ざっていたりする。実体験といっても私は夢女子でもなければ愚痴アカを作ったこともないから、根幹の部分は創作なのだが。
 リアルな話だったと評されると嬉しい。ただ、この話で描いたようなオタクを否定するつもりはない。人には人の推し方がある。

 こんな話はウケが良いのか悪いのか全くわからない。どうなんだろう。
 気にしてしまうのは良くないとわかっているけれど、どうも気になってしまう。

 中間発表は11/18だ。それまで、できるだけ気にしたくない。

 ただ、面白いと思うので(ハードル爆上げ)、ぜひ読んでみてください。

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