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地域の生活の質向上とランニング(後編)

今回の記事は続きです。前編はこちら

前編で見て回ったハーレムのお祭り、並んでいるブースの中でも特に気になったのが、NYRRという団体のブースだった。

「NEW YORK ROAD RUNNERS」という正式名称の通り、ランニングのコミュニティだ。

週末、公園に集まってランニングする「OPEN RUN」というイベントを実施している。

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ニューヨークの各地区(マンハッタン・ブルックリン・クイーンズ・ブロンクス・ロングアイランド・スタテンアイランド)と、ニュージャージーの1地区から、自分が行きやすい公園を選んで参加する。

参加は無料。ホームページもしっかり作ってあり、メールアドレスと名前、希望する公園を入力すれば簡単に申し込みができる。

フライヤーを配っていた爺さんが「友達とか連れてきてもいいから! 気軽に参加して!」と言ってくれて、ちょうど何か運動をしたいと思っていたので、実際に行ってみた。

参加人数はおよそ20名ほど、そしてボランティアが5名ほど。集合場所にはノボリを立ててくれて、ランニングコースにもガイド板が設置されているほか、ボランティアが立って「All Right! All Right!」と言いながらハンドベルを鳴らして応援してくれるなど、非常にしっかりと運営されている。

持ってきた荷物は一箇所に集めて見ておいてくれるし、タイムも計測してくれる。10回参加すると特典としてオリジナルTシャツがもらえるらしい。これらの活動はすべてボランティアと寄付によって成り立っている。

公園をぐるりと3週。1週1マイルなので、計3マイル(およそ5キロ)になるのだが、しんどかったら歩いてもいいし、もちろん途中で離脱してもいい。朝9時に集合して、走り終えたら自由解散。僕は数年ぶりのランニングでヒイヒイ言ってしまい、走破するのに1時間ちかくかかった。

参加者たちとの軽い会話も楽しめるし、走ることが苦痛でなければ、旅行でニューヨークに来た人もぜひ参加するとよいと思う。

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その日の公園ではファーマーズマーケットが催されており、オーガニック野菜や手作りパンなどが売られていた。近くにスターバックスもあったので、コーヒーと一緒にクロワッサンでも買って公園の芝生で朝食を取るのも、けっこうニューヨークっぽくて良い気がする。

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