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さいきん考えているコト&2024年にやってみたいこと

私は、2015年に新卒でNPO法人に入職し、ボランティアの大学生と青少年向けのいろんな事業・サービスを作りながら、ボランティアの大学生自身の成長に関わる仕事を8年以上してきています。

今日は、「さいきん考えているコト&2024年にやってみたいこと」というテーマです。さいきんぼんやり考えていることをまとめてみました。もしよければ最後までお付き合いください。


「自己効力感を高める」

さいきん考えることの多いテーマです。やっぱり人の育ちや人材育成をしていく上での根幹にあたるテーマじゃないかな~と思っています。

働く場所(会社)も働き方も選べる時代になってきている(組織に対する遠心力がはたらきやすい)中で、求心力を高めるのは自己効力感(自分ならできそう感)であり、もっというと、組織効力感(自分たちならやれそう感&このメンバーとならやりたい)だと思います。

自己効力感だけだと、「自分ならできそうだけど、この会社(場所)でやる必要がない」となったときに、人材が離れてしまうことがあるので、いかに組織効力感を高めるか(自分たちならできる&このメンバーと一緒にやりたい感)、ということがいろんな組織における課題になりそうな予感がしているこの頃です。

「人を育てる」ということ自体が、関わった経験のある人の数が多いので、「自分はこう育ててもらったから」という経験則で関わってしまうことが多くなるのが結構大きな問題になっていると感じます。

こうしたピープルマネジメントの領域で、さまざまな知見・研究が進み、学術的な理論があるにも関わらず、そこは「自己流」でやりたがることに闇を感じたりするわけです。

そうすると、「生存者バイアス」に引っかかりやすくなって、
自分自身の経験を、本当は「●●という経験があったにも関わらず、うまくいった」ことのはずが、「●●という経験のおかげで、うまくいった」みたいなことにすり替わることも起こりやすくなります。

それが、部下・後輩に伝承されていく的なことにより、さらに闇を深めていくことになります。

とはいえ、「関わる相手の自己効力感を高める」ってかんたんなことではありません。学術的な理論を学ぶことは大事ですが、実際は講義をするわけでも研修をするわけでもありませんし、日々のやりとりはコミュニケーションなわけです。

その日々のコミュニケーションの中でどのように実践するのか、ということとセットでないと難しいという問題があります。

さらには、基本的には「相手の可能性を信じる」ことを前提にして行っていくものですが、そこがなかなか難しい。

相手の可能性を信じるといっても、そもそも自分の可能性を信じられていない人に他者の可能性を信じるのは難しい話です。

とすると、やっぱり自己基盤がしっかりしている人材がいてこそ、それが初めて成立することになるわけです。

そんなことを考えると、自己効力感を高めて自己基盤の整った人だけが他者の自己効力感を高めるお手伝いができるということになります。

「4年ですべての人が入れ替わる組織」

私が所属する組織はそういう組織です。

先輩・後輩の関係性が常に循環していくという特徴がありますが、単に経験・知識みたいな話だけではなく、こうした「自己効力感」みたいなものを恩送りというか継承していくことができるような、そんな循環をつくれたらいいな~、なんて、そんなことを考えている2023年の年の瀬です。


現場からは以上です!

今日も皆さんにとって、すてきな1日になりますように。


「人の育ち&チームづくり」とは?

これは、私が働く大学生主体のNPO法人にて、大学生とともに事業実施をする中で感じたことや気付いたこと、またチームで活動する中での気づきや学びを共有したり、チームとしていま直面している課題やこれからについて共有したりしながら、ジブン自身も、読んでくださっている皆さんにとっても、チームづくり・コミュニティーづくりについて学びを深めていけたらと考えています。

私が働くNPOではたくさんの大学生が活動しています。学年もバラバラで、入りたての1年生の子もいれば今年が最後の1年!ということで意気込む4年生の子までいます。

世の中にはあまりない、4年ですべての人が入れ替わるという不思議な組織でもあって、「学生(先輩)が学生(後輩)を育てる」という文化を継承しながらやってきている組織でもあります。

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おいしいお酒を飲んで、ニヤニヤしながらまた今日も生きていきたいです!