ふくしま

UI デザイナーとかディレクターをやっています。意識はそんなに高くありません。梅田にあ…

ふくしま

UI デザイナーとかディレクターをやっています。意識はそんなに高くありません。梅田にあるフェンリルで働いています。

最近の記事

デザインという言葉を再定義しています

最近、20代の若いデザイナーの人たちが羨ましくて仕方がない気持ちになることがあります。 実は自分の中で、デザインの定義がアップデートされて1、2ヶ月くらいなんですが、色んなデザインに対する、当たり前の言葉たちを、いちいち再解釈しては、びっくりするという行為を繰り返してきたら、目の前に広がる世界の見え方が変わってしまいました。 これは比喩ではなく、本当に。 新幹線の椅子のリクライニングを直しているとき、街の文字が流れる電光掲示板を見るとき、MacBookを開いてTouch

    • 「価値」のあるものの作り方。不満や課題はニーズとなり「価値」となる。

      普段仕事している上で、同僚や後輩がよく「人の役に立つものが作りたい」「人の役に立ちたい」「社会を豊かにしたい」「日本を変えたい」などと壮大な夢を語ってきます。 なんだなんだ。なに言いだすの?、えっとそれって、つまり、デザイナーが作る、「もの」そのものがもつ「価値のレベル」の話なんだろうな? えーっ「価値」とは何だろう?そういえば言葉の使い勝手がいいからペラペラと使っていたような気がする、え、なんだろう?と、ぐるぐると考え混んでしまいます。感覚ではわかる。わかるけど、言語化

      • 「できない」は「やりたい!」を発見できる、すてきなこと。

        最近関わっているプロジェクトだったり、ふだんの生活とかで、感じることを書きます。 仕事してて、個人や役割としてものごとが「できること」ととして大前提で進む仕事のやりかたとかって、たのしくないなぁ?と最近、感じています。 例えばディレクターだから、これができるべきとか、デザイナーだからグラフィックデザインをできるべきとか。そういう枠ができてしまうと、その人の個性、伸ばすべきものが歪むんじゃないか?仕事においても多様性ってもっと大事にしていくべきなんじゃないか?って思います。

        • 可能性を広げるトーン&マナー

          デザイナーならトーン&マナーを提案する機会が多くあります。トーン&マナーをクライアントに提案する際に、みなさんはどういう軸で考えてるでしょうか。 トーン&マナーってなんだろう?トーン&マナーとは「醸し出す雰囲気や世界観を統一するためのルール」だと考えます。 一時期、トーン&マナーはそのサービス「そのもの」を表現するものだと思っていました。 だから必死になって、サービスの良さを理解したり、それを手に取るユーザーの好みを把握して、競合を見て必要そうなポジションを探し、ある

        デザインという言葉を再定義しています

          そろそろUIデザイナーを名乗るのをやめようと思った。

          あなたの職業はなんですか?と聞かれたら、うーん、UI デザイナーですと答えていましたし、実際に UI を手を動かして作っています(会社で仕事するときはディレクターのふくしまですって挨拶しますが) ウェブサイトとかアプリとか、見るだけでなくユーザーが操作するその道具性に興味がありユーザーインターフェースの本質を知りたかったことが理由です。なので、UX や HCD とか情報設計に手を伸ばし、ふむふむと「もの」をつくっていましたが、ずっとこれだけじゃないよなぁ、と思ってはいました

          そろそろUIデザイナーを名乗るのをやめようと思った。

          デザイナーは戦略を語れるべきか。ものをつくるのに必要なスキル。

          ソフトウェアの開発をする会社の、デザイン部のディレクターというポジションになってから、ものづくりってどいうことかしらと考えて2、3年経つのですが、最近すこし視野が拓けた瞬間があって、それを周りの人に熱く飲みつつ語ったら、結構盛り上がったので note にしてみます。 こいうのは一度ハラオチしてしまうと、次からは意識しなくなってしまうので、生の経験のうちに。 デザインと言っても、関わる領域がとても広くて、クライアントからのRFP見ながら、提案を考えたり、ユーザー調査したり、色

          デザイナーは戦略を語れるべきか。ものをつくるのに必要なスキル。

          つかうものをつくることと、表現について

          仕事の話をするnoteをはじめる! お役立ちとか、ノウハウとかの話はしないと思います。 じぶんのこと: 主にクライアントワークで、アプリのデザイン工程に関わっています。 ディレクターとしてクライアントと要件を整理したり、ユーザーとはと考えたり、設計したり、設計したものにデザインをいれたり(デザインは最近あまりしてないけど)。 ウェブデザイナーとして走り出した時から、設計屋さんになりたいと思っていたので、そこそこ満足に日々はたらいています。 さて、 スマートフォンができて

          つかうものをつくることと、表現について