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つかうものをつくることと、表現について

仕事の話をするnoteをはじめる!
お役立ちとか、ノウハウとかの話はしないと思います。

じぶんのこと:
主にクライアントワークで、アプリのデザイン工程に関わっています。
ディレクターとしてクライアントと要件を整理したり、ユーザーとはと考えたり、設計したり、設計したものにデザインをいれたり(デザインは最近あまりしてないけど)。
ウェブデザイナーとして走り出した時から、設計屋さんになりたいと思っていたので、そこそこ満足に日々はたらいています。

さて、

スマートフォンができて、世の中から使われなくなった道具はたくさんあります。
地図帳とか、手帳とか、デジカメとかいろいろ。
最近だと、財布とか、身体を採寸するメジャーとかも、なくなるかもしれないリストに入りましたね。それらは、直接的に人の生活を変えていきます。

そういうことにおもしろさを感じて、今の仕事をやっているわけですが、クライアントワークをしていると、実際にサービスを利用するユーザーとコミュニケーションを取れずに、ユーザーの利用シーンや属性を、ヒアリングで整理し、クライアントに情報を提供してもらい、一生懸命、想像して作ることが多いです。

いや、多かったです。

(急に否定してみる)
最近では、アプリの制作工程においてユーザーテストをしないプロダクトは減ってきたように思います。あくまで主観ですが。
昔は神様みたいな強い人がいて、みんながそれを信じて作り上げるような時代もあったように思いますが、最近はどちらかというと、ユーザーの使い方を仮説のもと、積み上げていく作り方も増えてきたかなという肌感があります。

最初はざっくり作り、ユーザーの検証をはさんで、このアプリに支障はないか?とか、効果があるか?従来の道具より使いにくくなってないか?をテストして、改善して精度をあげていく過程で、あーダメだったとか、できた!とか、やってると、あー、わたしは単なる見た目のデザインをしているわけではなくて、人の生活を変える道具を作っているのだなと、しみじみします。

一方で、クライアントワークというのは、その企業としての価値や社会的意義みたいなものを、そのプロダクトを通して伝えるものをつくることです。
そこには使いやすさがすべてではありません。
そんな時、いま、自分が身につけている時計や靴、持ってる財布を選んだのはなんでだろうな?と考えます。
デザインが好きなこともあれば、ここの服は間違いないから、みたいな安心感で選んでいたり。

使いやすさを尖らせていく中で、ここにクライアントの思いや、意図は込められているか?ユーザーの手元にわたるときに提供される意味はちゃんと込めれているのか?と、時おり振り返ります。
それには、わかりやすい表現とか、伝わる表現が必要です。使う人や見る人の印象に残るものをつくる技術。
トンマナ一つでプロダクトの印象は変わってきます。ここが疎かになると、制作する側として、とても切ない気持ちになります。

人間中心設計とか、プロセスの重要性を語ることが多くなってきたディレクターという役割の中で、ときどき、あれ?表現って、なんだっけ?
デザインの重要性について、自分はどれだけ語れるのかな?と思うことが増えました。
一応、デザイナーとして仕事をしている経験があるので、語れるのですが、もっと最初にその重要性について語るべきことや、設計や計画の中に盛り込むことが、できるんじゃないか?どうなの?ねぇ?うーん。

と、もやもやして、上司に相談したところ、大阪でやっている宣伝会議のアートディレクター養成講座いってきても良いよと言われたので、最近通い出しました。
UIやUXデザイン気味のディレクターなので、学ぶことが多いといいなと思っています。

まだ1回目しか参加していませんが、何か学べたら忘れないようにまたnoteに書こうと思います。

以上です。

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