感染者数、増えてる?減ってる?

ここ数日、東京都の感染者数は100人を超えて、不安な日々を過ごしている方も多いと思います。毎日県境を超えて通勤してる身としては、

「大腕を振ってリモートワークしてえなあ!」

という気分なので、なんか指標が欲しいところ。

しかし、なんで急に数が増えてるんでしょうか?シンプルに感染率が上がってる?百合子が操作してる?色々言いたいことがあるかと思いますが、今日はシンプルに数字だけで、ある仮説を立てて、検証してみました。

データソースは意外にあるよ

東京都は実は毎日検査数、感染者数を公表しています。

(スプレッドシートのデータがあればもっと楽なんだけど、見える化してくれてる時点で文句は言わないようにしよう)

というわけで

「感染者数が増えているのは、検査数が増えているからである」

って、仮説を立てて、雑計算で検証してみることにしました。

検証のロジック

1.まず、データのある分の検査数(健康安全研究センターと医療機関実施分の和、sum関数使った)、感染判明者数を抽出します

2.検査結果がその日に出るとは限らないので、日〜土を1週間として、1週間単位で集計します(sum関数使った)

3.感染判明者数を検査実施数で除したものを「陽性率」として計算します。

sum関数と割り算だけで、いろんなところがガバガバ理論なのは許してね。傾向だけわかればいいからこんなもんかと。

陽性率の推移

で、週別に陽性率を計算したものがこちら。

20200706_陽性率

あれ、意外と上がってなくね?

って感じ。2月後半ぐらいの水準なんですよ。

検査実施数(左軸)も以下のように増えている。検査数の増加率と感染者数(右軸)の増加率は実数で重ねてみると、多分緊急事態宣言以降はそれぞれの増加率はそんなに違いはなさそう(ちゃんと検定したいところだけど、今日はその気力がない。首も痛いし)。

20200706_検査数、感染者数

というわけで、ガバガバシンプル理論で計算したら、感染数は増えてるものの、それ以上に検査数が増えてるからあんまり影響なさそう、というお話。

とはいえ、人が動くようになって、感染者数が増えたのもまた事実。これまで通り、動かなくて済む人はできるだけ動かず、手洗い、マスクで感染を広げないように心がけましょう(予防線)

一部の皆様のお望み通り、検査数を増やしたら感染者数は増えたけど、数字的にみたら、そんな意味はなさそうですよ。

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