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欲望の取り扱い説明書が欲しい

欲望について。

なんだか内容が似たり寄ったりなのは、毎日自分が同じようなことで悩んでるからであって、是非、読んでくださってる方は「またくだらないことを考えてるなぁ」程度に流し読みしていただきたいところなんですが、人間が欲を出すのってどうなんでしょうか?

両親の教えや、日本の風土も相まってだと思いますが、我慢することを良しとする考えが脳内に根付いてる気がするんですよね。

自分を殺して相手を立てる。まさに日本を代表するような美意識というか、昔懐かしの対人交流方法だなぁと思います。ただ、なぜかこの意識が自分の中に強くあって、自分を殺して生きてきたわけです。

これまでは特にそれで問題なかったし、友達もたくさんいたわけですが、大学生になって自由が増え、人生初の恋人ができ、今まで自分が持っていなかったものが易々と手に入るようになってから、欲望が増えた気がしてならないのです。

するとどうでしょう。これまで我慢できていた、欲望を収めきれていた器も、内容物が増えたことでヒビ割れ、今にも崩壊寸前と言ったところです。なんなら少し溢れることもあって、溢れたところから修復して、また溢れての繰り返し。これまで我慢を美徳としてきた自分としては緊急事態なわけですね。

そこで僕はこう開き直るわけです。「欲望が溢れちゃってるけど、別にこれって悪いことじゃないんじゃね?」と。ただ、これまでの人生で根付いた固定概念を、今更覆すことができずに、今日も罪悪感に苛まれながら欲を少しだけ出してしまうのです。

まぁきっとこれまで手に入らなかったものが急に手に入って、扱い方が分からなくて手に余っているだけかな、とは思うんですけどね。

欲望もそう。これまでは見えないところに押し込んで、気づかないふりをしていた欲望にも、ちゃんと向き合って、適切な取り扱いをしていきたいと思います。

自分なりの“欲望の取り扱い説明書”皆さんも考えてみては?

ってハナシ。

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