午後7時の投票所

シフト制で働いている関係で、毎月3~4日は土日祝日に出勤する日があります(そういう雇用契約にもなっています)。その関係で、自分は基本的にJリーグの試合がある日を休みにする一方で、試合のない日は出るようにしています。例えば、昨日の土曜は試合があるから休みにしましたが、今日は試合がないので出勤にしました。
それで、数日前からはたと悩んだのでした。

「投票にはいつ行こうか・・・?」

そう、今日21日は参議院選挙の投票日です。投票は権利であって義務ではないけれど、何であれ権利があるなら行使すべきだと思うので義務みたいなものです。
過去の自分なら、出勤する日と投票日が重なる場合に期日前投票で先に済ませていました。そのほうが当日に余計な心配をしなくて済むからです。ところが、今回の選挙期間中に自分は九州への旅行を計画していた(というか4月から予定していたから選挙の日程決定があと)ので、期日前投票に行く時間すら作れませんでした。さらにいえば、期日前投票所となっているのは区役所で、自宅マンションから2kmほど離れているうえに、普段の生活圏内からは大きく外れています。だから、行って帰ってくれば一時間コースです。
他方、投票日当日に投票所となるのは徒歩5分の小学校です。そして仕事は6時半までには終わります。投票は夜8時までだということも鑑みれば、帰宅してすぐに小学校へ行けば間に合うと判断しました。

「ギリギリだけど、当日夜しかない」

自分はそう心に決めて、朝、選挙管理委員会から送られてきた投票所のハガキを玄関に置いて地下鉄駅に向かい、地下鉄に乗って出社しました。そして仕事を終えたらすぐに駅へ向かって地下鉄に乗り、家のカギを開けて玄関に荷物を置く一方でハガキを手に持ち、すぐさまドアを閉めてカギをかけて小学校へ向かいました。
「スーツにハガキ1枚、ちょっと間抜けな姿かもな」
と思いつつも、投票所の小学校に着いたのは夜7時ちょうど。当然ながら締め切りまでに間に合い、体育館入口で受付を行い、投票用紙を受け取って投票してきました。
このとき、自分は時間が時間だから
「投票に行っている人はそんなに多くないんじゃないかな」
と勝手に考えていました。ところが実際にはそうではなくて、自分の前にも後ろにも投票に来る人はぽつぽつといて、勝手に描いていた予想とは大きく異なっていました。

「当日夜の投票もアリだな」

というのも、体育館の水銀灯の微妙な薄暗さもあって、若干の場末感が漂う雰囲気が逆にたまりませんでした。
なので、本末転倒かもしれませんけど、これからは期日前投票を極力避けて、投票日の夜に行くことにします(笑)。


(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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