相席で知らん顔

昼休みに会社の休憩室へ行ったときのこと。
休憩室には4人掛けのテーブル席と6人掛けのテーブル席の2種類があり、それぞれ20セット以上が置かれています。それなりに広くて収容人数も多いから“込み合う時間帯では相席に協力を”と会社からいわれているものの、込み合う時間帯でも相席になることはあまりなく、自分は4人掛けのテーブル席に一人で座ってお昼を摂ることが多いです(休憩は交代制のため)。
でも今日はなぜか込んでいて、あてにしていた4人掛けのテーブル席に空席がない一方で6人掛けのテーブル席が1箇所だけ空いている状態でした。やむなく自分はそこに座って、コンビニで買ってきたパンとコーヒーをテーブルに広げ始めたら・・・

どこかの部署の知らない女性が何も言わずに同じテーブルに

座ってきました。相席を求めてきただけとすぐにわかったけれど、先に座っていた自分に対して何も聞かずに座ったことに
「空いてますかと聞いてもいいんじゃないの?」
と内心では思ってしまいました。聞いても返事は「空いてますよ」で終わりですが、だからといって聞かなくて良いという話にはならないはず。マナーというか礼儀というかルールというかで、念のために聞くだけ聞くというのが本来とるべき行動だと自分は考えていますが、そうではない展開にちょっと戸惑いました。
ちなみに、その女性は20~30代で割と美人でしたが、

何も言わずに席に座り、何も言わずにお弁当を食べ、何も言わずにテーブルに突っ伏して昼寝

という行動に、どこか親父臭さを感じました(苦笑)。しかも背中を自分のほうへ向けて突っ伏している状態に
「ただの知らんぷりじゃん」
と、さらに苦笑い。白と青のボーダーの長袖シャツから白いブラジャーの肩紐が透けて見せてくれたのはありがたかったけど、自分は休憩時間が終わりに近づいたので、女性の昼寝の邪魔にならないようにそのまま席を立って休憩室を出ました。

相席でお互いが知らん顔。都会のドライさを如実に感じた昼でした。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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