備えあったから患いなかった

※少し自画自賛が入りますのでご了承ください

直接のきっかけは北朝鮮のミサイル発射で、何かあったときに備えておこうと考えたこと。

https://note.mu/f_yoshihiro/n/n2245c463f30e

水タンク・簡易トイレに、その後は軍手やマスクなども追加し、大きめの巾着袋にまとめて洗濯機付近へ置いています。また、懐中電灯(父親の遺品を整理したら出てきたのを譲ってもらった)と、電池で動く小型ラジオをベッド付近に置いていました。

さらに、家の鍵や財布にケータイは普段でもベッド付近の小物入れにまとめています。それは紛失を防ぐためで“もしも”への備えではなかったですが、図らずも役に立ちました。なにしろ、地震発生時刻が夜中の午前3時で、ブラックアウトの真っ暗な状態では「ここだ」と手探りでケータイを手に取ることはできなかったでしょう。

夜が明けてからは母親が住む実家へ行き、安否確認とともに簡易トイレを渡しました。

下水道が断水になることはなかったけれど、停電でマンションのポンプが作動しないから水が汲み上げられず、トイレが使えないと予想してのことです。あとで聞いたら簡易トイレを使ったとのことで、予想どおりだったし、役に立って良かったと思いました。

マンションのポンプが作動しないのは自分も同じで、母親の安否確認のあとは水タンクを持って近所の公園へ行き、水飲み場の水を汲んで家へ運び、あとは通常どおりに歯磨きや調理に使いました。持ちにくくて使いにくことがわかったけれど、もしも、これがなかったら水には困ったでしょうね。
停電になったから水道は出なくなったけれど、ガスはプロパンガスだからか安全装置で止まることがなく、火は使えました。それと前日にスーパーで数日分を買っていたのが幸いし、シリアルを食べずに済みました。でも、常に「冷蔵庫の中がなくなったらシリアルにしよう」という考えはありました。
というわけで、自分が“もしも”のために用意していた簡易トイレと水タンクは、実際に起こった“もしも”で役に立ちました。実際に使うことになって

「自分の考えは間違っていなかった」

と誇らしくなりました。それも、百円ショップで手に入るもので大丈夫だったのも嬉しかったです。
今後は簡易トイレの補充と、水タンクが4リットル2個では何度も水を汲みに行く必要があったので、容量と個数を増やすことを考えます。ま、当面は百円ショップも品薄でしょうから、ほとぼりが冷めたころにやります。

停電が復旧し、スーパーに行っても生鮮品の品物が少ない状態なのは仕方がないけれど、慌ててカップ麺やら飲料を買い込んでいる人を見ていると「震災のときは自分があっちだったんだよなあ・・・」と遠い目になってしまいました。そう、自分が東京にいた2011年3月と同じ光景に見えたし、そのときは買い込んでいたほうでした。
今回、それをせずに済んだのは、備えがあったから。

過去の自分に今の自分が救われた感じです。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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