昔:雑誌 今:パソコン

夕方6時半過ぎの地下鉄車内でのこと。ラッシュ時ゆえにつり革につかまる人もそこそこいて混んでいる車内でしたが、自分は運よく座ることができました。そして駅ごとに乗客が降りていき、つり革につかまる人が徐々に減っていくと、自分の斜め向かいに座っていた2人の女子中学生の様子が目に入ってきました。
1人がリュックの中から2in1タイプのパソコンを取り出して、その

画面を見て「これ、すごくない?」などと言い合っている

のでした。何を見ているのかは全く分からないけれど、慣れた手つきで画面を操作し、画像を出して、入れ替えて、2人で盛り上がっておしゃべり続行。
そういうガールズトークはいつの時代も同じかもしれませんが、つい数年前ならスマホかケータイだっただろうし、さらにその前は雑誌だったはず。それが今やパソコンに変わったことを図らずも知り、

自分は「そういう時代なんだなあ・・・」と思ってしまいました。

十代前半のうちからネットとパソコンに慣れ親しみ、それを当たり前のように操作してほしい情報を引き出しているのですからね。考えてみれば、自分もネットにつなぎ始めて20年以上が経過しているので、同世代の親がネットにつないでいれば子供も使うようになるはずだから、こういう光景が今後増えそうな気がします。
ついでに周囲を見渡すと、自分の隣に座った人も、目の前に立っている人も、真向かいに座っている人も、ドア付近に立っている人も、みな謀ったかのようにスマホに目線を落として何かをやっているので、自分のように

周りをきょろきょろ見たり中吊り広告を見るのは少数派

のように感じてしまいました。だからなのかわからないけれど、中吊りも窓上の広告も両方減っているふうに見えました。
そんな様子を見るにつけ、ネットの威力をこういった形で改めて知るのでした。たしかに便利だし、何でもできるのだから、そりゃそうなるわな。


(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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