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言葉のみで思考するアファンタジアについて

アファンタジアという言葉を聞いたことがありますか。

あまり日本語の記事がないけれど、下記が参考になると思います。

単純化していうなら、映像を思い浮かべることが全くできない、もしくは、ほとんどできない人のことをいうようです。

僕も、最近この言葉を知って、自分もアファンタジアなのかもしれないと思うようになりました。

個人差はありますが、僕の場合、思い浮かべることはできるが不鮮明で、霧がかかっていて、詳細をイメージすることはできません。

何度同じ映像を見ても完全に覚えられる気がしなく、また、写真のように一枚の絵であれば不鮮明だがイメージできますが、映像を頭の中で再生させることは難しいです。チェキで撮った写真を断片的に持ち続けているような感じです。

アファンタジアを知るまでは、他の人が映像を使って思考しているとは思っていませんでした。

人間の知性が発展したのは、言葉を発明して、概念化の幅が広がったからだと思っていたし、頭の中でイメージをレゴブロックみたいに構築していきながら考えられるとは思っていなかったです。

どちらかというと、それは直感的な活動で、全体的なものだと思っているので、論理的に発展させたり、断片的にイメージを深めたりということができる人がいることが驚きでした。

アファンタジアの特徴として、文章化することにそこまで抵抗を感じなかったり、論理的な思考が強かったり、方向音痴だったり道を覚えられないらしいです。

僕の場合の頭の中での思考法は、基本的に①問い→②回答→③問い→④回答の積み重ねである。あとは、独り言をずっと頭の中で言いながら検証しています。

例)(朝起きて)今日は涼しいな。昨日雨が降ったのかな? (地面触って)確かに少し湿っている気がする。昨日の天気を調べてみよう。

あまりいい例ではないですが、対話者がいるつもりで一人二役をずっとしている感じです。そう意味で、一人でいることにあまり寂しさを感じないのは、自分という対話者と話していて考えが深まるのが楽しいからかもしれません。

道を覚えられないのは、同じ道を何十回通っても、案内板がないとどれも同じような道に見えてしまいます。頭の中で進んだ距離をイメージできないので、自分がどこにいるのかあまりわかっていません。

東と西の位置関係も最近まで覚えられなかったですが、東村という場所によく行っていたので、東村があるから東で、北は北で象徴的な体験を覚えていて、それを毎回思い出して東西南北の位置関係を理解してます。

映像に関する話で言えば、3次元を頭の中で作り出すのが苦手なので、動きのある絵を書くのは不得意です。

奥行きを表現できないし、人の顔を覚えられない。3年ぐらい会っていないと、正直、この人って〇〇さんかなって不安になります。まぁ、苦手なものは他にも個人的にはこんな感じです。

得意なものは、自然にやれているので見つけることが難しいですが、アファンタジアの人は説明が上手であるという話をよく聞きます。

イメージにすることで、恣意的な思考が説明に入り込みますが、聞いた言葉をそのまま伝えたり、問い→回答の順で物事を理解しているので、説明も問い→回答で伝えられるのかなって思います。

あと、個人的に思うのは、自分が人からどう見られるかっていう客観的なイメージをするのが難しいので、人の目をあまり気にしない人も多いのではないかと思います。

それに、どう見えるかよりどんな人なのかっていうまだ見えていない部分を知りたいという欲求があるのかなと思います。

アファンタジアであることで、優位に進めそうな領域はなんでしょうか。

文章を書くこと、論理的な思考が必要とされる部分は強いのかなと思います。個人的な逃げかもしれませんが、デザインを一から作るのは苦手です。

組み合わせでパターン化できるならいいけど、頭の中でにこうしたいっていうのが特にないので、ゼロベースでやることになると少し困ります。

一方で、意味付けは得意だと思います。この場合、このデザインがなぜいいのかを考えることはできます。

このサービスを使って世界にどう影響を与えられるのかを考えるのは好きで、素材をどう生かすかを考えるのことに熱中してます。

言葉に特化するのはどのみち偏った能力の活かし方なので、自分にかけているものを持っている人と活動をしていきたいです。

読んでいただきありがとうございます。

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