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元不動産会社トップセールスだからわかる、Faciloの可能性。業界経験を活かし起こす革新

Facilo(ファシロ)で働く多様なメンバーの中には、不動産業界で営業を経験してきたキャリアを持つ人がいる。業界課題を間近で感じながら営業として上り詰めた経験は、Faciloでどう役に立っているのだろうか。カスタマーサクセスを担う瀬戸さん、セールスを担う今井さんはどちらも不動産会社のトップセールス経験者。おふたりに話を聞いた。

PROFILE
セールス 今井 千夏さん 
株式会社ネオキャリアに入社後、人事管理SaaSツールの新規営業を担当を経て、インドネシア支社に出向を経験。その後、株式会社GA Technologiesへ入社し、都心部高級賃貸物件の仲介エージェントに従事。1年後にトップセールスとなり、最年少でチーフに昇格。SNSを利用した広告に頼らない集客戦略を確立した。休日はサウナと最近始めたゴルフに夢中。

カスタマーサクセス 瀬戸 健二さん 
大手不動産企業コスモスイニシアの仲介部門において、マンション・戸建の売買の全社年間契約数ナンバーワンを獲得。その後、投資用不動産コンサルタントとして実績を積む。新規事業として住宅立地型シェアオフィスを立ち上げ、入居者500名以上の事業に拡大して社長賞を受賞。2021年に独立して自身の不動産仲介会社を経営しているが、いちユーザーとしてFaciloに惚れ込み入社を決意。趣味は子どものサッカーコーチをすること。

不動産会社経営者とトップセールス。
入社の決め手と乗り越えた壁

不動産業界からIT業界への転職は決して容易いものではない。業界通念も働き方も大きく異なり、転職にはそれなりのリスクや壁があるからだ。その壁を乗り越えFaciloで活躍するおふたりが今回の主役。これまでの経験は現在の仕事にどのように活きているのだろうか。

現在の仕事から聞いていこう。口火を切ったのは、Faciloの創業メンバーでもある、カスタマーサクセスの瀬戸さん。コスモスイニシアで営業を13年務めトップセールスに上り詰めた後、自らの不動産会社を経営している。

瀬戸「Faciloを導入いただいた不動産会社さまに対して導入のフォローアップを行っています。具体的には、基本的なオンボーディングや詳しい機能の使いこなし方までをお伝えする研修や、機能要望のヒアリングなどです。新しいサービスの導入をポジティブに捉えていただけるよう、Faciloにより仕事が楽になるイメージを伝えるのを大切にしています」

続いて、フィールドセールスを担う今井さん。彼女のキャリアの軸は一貫して営業だ。人材業界、不動産仲介などさまざまな業界で腕を磨き、トップセールスに輝いた。不動産仲介のセールスでは、SNSを用いた新規顧客開拓でその手腕を発揮してきた。

今井「Faciloの導入を検討している不動産会社さまの中でも、中小企業向けのフィールドセールスを行っています。不動産会社の営業には、現場を経験した人だけがわかる課題や要望があるもの。自身の経験から不動産会社さまの困っているポイントに対し的確な提案を行っています」

お二人のFaciloとの出会いと転職の決め手はどのようなものだったのか。瀬戸さんが心を動かされたのはプロダクトだ。

瀬戸「もともと知り合いだった代表の市川さんにFaciloの構想を聞き会社を手伝ったのが始まりで、少しずつプロダクトの面白さに惚れ込んでいって。入社の決め手になったのは、初めて不動産会社さまに提案に行った時のことです。プロダクトの概要を話すなりぱっと明るくなった不動産会社さまの顔を見て、『Faciloが業界を変えるはず』と確信しました」

他方、今井さんが最も惹かれたのはFaciloのビジョン、そしてCOOの浅岡さんの人柄だ。

「いつか起業を考えており、スタートアップへの転職を希望していました。中でもFaciloはそのビジョンに共感できる上、これまでの経験を活かせる理想の会社でした。何よりも入社動機になったのはCOOの浅岡さんの存在です。『こんな人になりたい』と思える方の近くで仕事ができるのはチャンスだと感じました」

それぞれの想いを胸にFaciloへの入社を決めたおふたり。読者が気になるのは、異業界からの転職につきものの「キャッチアップ問題」だろう。会社員時代は“アナログ人間”で通っていたという瀬戸さんは、横文字が飛び交う文化や社内システムに苦労したという。

瀬戸「Faciloには、何度同じ質問をしても笑顔で応えてくれる文化があります。リモートワークでも、わからないことを訊くとすぐにメンバーが応えてくれるので、キャッチアップに時間がかかりませんでした」

今井さんにとっては、プロダクトが次々とアップデートされることが驚きだった。

今井「開発スピードがとにかく早く、そのキャッチアップに戸惑いました。不動産会社様向けの新機能リリースのメールを読み込み効率的に情報を集めることでその壁を乗り越えました。メンバーが業種の垣根を超えてコミュニケーションしてくれるおかげで、疑問を直接エンジニアに訊くこともできます」

異業種転職につきものの不安や文化の壁。それを受け止め壊してくれるFaciloの文化が伝わるエピソードだ。

営業手法の属人化や事務作業による業務の圧迫。業界課題をFaciloが解決していく

Faciloが解決できる課題には、不動産業界にいたおふたりだからこそ知るものもある。ここからは、改めてその課題を伺い、Faciloの魅力を探っていこう。

瀬戸「不動産会社の営業手法が属人化していることが業界課題だと感じていました。個人プレーで営業する上、お客さまとのやりとりがブラックボックス化しているので、成果を出しているセールスが何をしているかがわからないのです。手法をシェアしたり教えたりする研修の機会も少なく、セールスの質が下がりがちでした」

人生を決める買い物のセールスの質が担保されないのは大きな課題だ。これを、Facilo導入による提案の見える化が改善してくれる。

瀬戸「Faciloでは、セールスがエンドユーザーに提案した物件がマイページに表示され、その提案数・お客様のマイページアクセス数・内見数も記録されます。それを営業マネージャーが確認できるため、営業担当の行動量や、成果を上げる人の提案の仕方を可視化することができるのです。これにより、営業手法の共有や質の向上だけでなく、エンドユーザーとのトラブルを招くいわゆる押し売りを防ぐこともできます」

今井さんが課題を感じていたのは業界全体の働き方だ。その厳しさからキャリアを諦めざるを得ない人も多かったという。

今井「特に地域密着型の不動産会社では、日中は外回り、夜は事務作業と超過勤務が常態化していました。売り上げるほど事務作業が増えるため、ライフステージの変化に伴い辞めてしまう人も。夜間休日問わず電話が鳴ることも珍しくなく、成果を上げるために対応せざるを得ないことも多いのです」

営業担当者の業務時間を奪いがちな事務処理は、Faciloにより大幅に軽減できる。例えば、物件情報資料に不動産会社の情報をつける“帯変え”。

今井「各種不動産情報サイトと連携し、内見時に必要な資料を自動生成できるので圧倒的な業務効率化が可能です。また、エンドユーザーがマイページにアクセスしている時間帯がわかるため効率よく営業活動ができ、休日に電話を取らずとも成果を出すことができます。事務作業や非効率な対応に割いていた時間をお客さまのために使えるなんて、良いと思いませんか」

お話を聞いていると、不動産業界ならではの課題感の深さや、それを変えることが革命的であることがよくわかる。おふたりは現在、不動産業界経験者ならではの知見を生かしてそれぞれの仕事で活躍している。

瀬戸「私が不動産業界で働いていた時、新しいシステムの導入は仕事が増えるだけの面倒な作業でした。また、新しいシステムになかなか馴染めない“アナログ人間”の気持ちもよくわかります。Faciloの便利さと、デジタルが苦手な人の気持ちが両方わかる私が研修を行うことで、不動産会社さまに寄り添ってFaciloの使い方を伝えることができるのです」

今井「不動産会社さまの味方として話ができる、ということですよね。私は現場で起きている具体的な事柄を例に出しながら提案できるのが強みになっていると感じます。例えば、営業担当者とお客さまが物件の前で待ち合わせする時、物件の入り口と裏口ですれ違ってしまうのはよくあること。それを知っているから『マイページにgoogle mapがあり、内見時間と紐づけて待ち合わせ場所を表示できます』とリアルな提案をすることができます」

瀬戸「現場のことをわかっているから、心を開いていただける。私たちが来ると『ITの人が来た』ではなく『同業の人が来た』と思っていただけるのは、大きなアドバンテージです」

Faciloによって変えていく、不動産業界の未来。

インタビューの最後に、おふたりの今後の展望を聞いた。Faciloにどんな可能性を感じ、どんな未来を実現していくのだろうか。

瀬戸「時々、自分がセールスをしていた時にFaciloがあったらどんなに良かっただろうと想像します。そんな素晴らしいツールをどんどん不動産会社さまに使っていただき、不動産業界の営業の底上げを叶えていきたいと思います。また、そうやってより多くの不動産会社さまにFaciloを届けることで、会社が大きくなっていくのを見届けるのが楽しみです」

今井「本当ですね。会社の規模拡大に伴って私自身もマネジメントに挑戦するなど成長していきたいと思います。Faciloを導入することで、不動産業界の働き方が大きく変わるはず。Faciloを使っていただける社数を増やし、プロダクトが成長することで、不動産業界を性別やライフステージを問わず誰もが活躍できる場所にしていきたいです」

不動産業界から、そこにプロダクトを提供する側へ。いる場所が変わってもなお、不動産業界の未来を描き続ける姿に、これからのFaciloの躍進を確信させられる。不動産業界を外側からよくしてみたいという方は、このふたりと働けるのは大きな機会だと言えるだろう。

(写真・文:出川 光)

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