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0168;ピンピンコロリは、足部の健康から・・・モートン病編

ども、リクガメを飼うのを夢見る、佑吉です。

今から飼えば、一緒に天寿を全うできそうです。

天寿を全うするのに、ピンピンコロリが理想だと
よく患者さんから聞いてきました。
そんな時に「こんな風に痛みがなければねぇ」
と、セットのように聞いていました。
そんな痛みの一つに「モートン病」というものがあります。

この「モートン病」、放置しておくと痛みが取れなくなってしまい
歩くことができなくなる、とても厄介な疾患です。
主に足趾の2番目、3番目、4番目あたりに起きやすく
この足趾に行く神経が絞扼されることによって引き起こされます。
この神経の絞扼、前足部の横アーチが潰れることによって
床と骨の間に神経が挟まれることによって起きてきます。
この状態、最初のうちは長距離歩いたり、長時間の立ち仕事などで
足趾に痺れの様なダルさの様なもののが出る程度です。
その後、痺れが痛みに代わります。
しばらくは、足趾を曲げておくと痛みが引くので
それでしのいでいる人も多いのですが
どうにもならなくなって、整形に駆け込み
先生の診察後、薬物療法などを経て
義肢装具士と会うことになることが多いです。

薬物療法や装具療法でどうにもならなくなった場合は
手術をすることになる可能性があります。
ただ、足の裏に手術の跡が残ることがあり
その傷跡の痛みが残ることがあるようで
慎重に選択をする必要がありますので
医師としっかり話し合って進めていく事が大事です。

この「モートン病」前足部の横アーチが潰れることによって
神経が絞扼するために起きてくるとお話しましたが
症状を和らげるためには、横アーチを作ってあげる必要があります。
そのため、最初のうちは足趾を屈曲することによって
自力で横アーチを作りしのぐ方もおられるのですが
それも、常にしておくことは難しく
足趾の変形などのリスクを孕むので
なるべく早めに、足底装具(インソール)を使用し
横アーチを作ってやる必要があります。
他に足趾のトレーニングを行う方法もあります。
詳しくはグーグル先生に聞いて欲しいのですが
トレーニングを始めていきなり痛みが消えることはないので
効果が出てくるまで、支えてやる必要があります。
もしくは、普段から鍛えておく事が重要です。
ですが、なかなかそこまで、自分の身体をメンテナンスしてあげることは
難しい方が多いと思います。
そんな時は、文明の利器であるインソールを使っていく事が
一番現実的ではないでしょうか?

神経を絞扼することによって、しびれや痛みが出てきてしまうモートン病は
急いで神経の絞扼を解消してやらないと
神経の絞扼を解消しても、痺れや痛みが残ってしまい
一生、痛みや痺れと付き合っていかなければならない場合もあります。
そのため、違和感が出た時に早めに対処するか
自分の足部の状態を把握し、トレーニングなどで整えておく
もしくは、インソールで整えておくことが重要です。
他に、靴の履き方、選び方も重要で
パンプスやヒールを履いている方も注意が必要です。
パンプスやヒールは、足の甲の部分が大きく開いているのもが多く
足部の横幅が広がりやすいため、横アーチが潰れやすくなってしまいます。
更に、ヒールがある靴は前足部に荷重が乗りやすく
前足部の負担が大きくなります。
また、パンプスやヒールは
踵と足趾で靴が足部を捕まえるような構造をしているためしているため
スニーカーなどより、前足部への負担が大きくなるため
それを踏まえたうえで、あまり長時間の使用をしない様に工夫をしたり
履く場面を限定するなど、うまく付き合っていくと
オシャレもしつつ、脚も守りつつ、人生を楽しんでいけます。

痛みが出ないとなかなか意識しずらいことではありますが
痛みの出ていない、いい状態の時から保っていく事によって
より長く、楽しい時間を過ごすことができます。
いつも意識することは難しいと思いますが
お風呂で足を洗うときなど
ちょっと気にして、足を観察してもらえると変化に気づけると思います。

ではでは。

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