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子どもの成長でイライラしたくない。できることはどんな事?踵骨骨端症(セーバー病orシーバー病)

ども、夏にすくった金魚が卵を産みました。佑吉です。

残念ながら、一匹しかいなくなってしまったため
生まれてくることがないのが残念です。
そして、金魚の成長の早さにもびっくりしています。

ヒトの成長は金魚のようにはならないので
何年もかけて大人になっていきます。
そんなゆっくりとした成長は、脳の成長には大事な事と言われています。
が、身体の成長には少し不都合があるかもしれません。

様々な成長速度の生き物がいますが、ヒトの場合
骨の成長が止まるまでと仮定すると
第二次成長期の頃を過ぎて成長が止まるまで十数年かかります。
この十数年間、少しずつ骨が成長していくために
骨には成長線と言われる、成長しやすい部分があり
ここの部分で骨の成長がされていく事になり
成長することに特化しているため
成長を終え身体を支えるために固まった骨と比べると
どうしても、弱くなってしまいます。
そのため、ここの部分に負荷が大きくかかると
剥離したり、つぶれたりして痛みが出てしまう事になります。

この成長線部分への負荷のかかり方は
筋肉や腱・靭帯のつき方によって変わってきますが
骨が成長してしまえば、硬く安定してくるため
基本的には成長を待つことが一番になります。

しかし、ヒトの成長は十数年
この成長線の部分の痛みが出るのが10歳前後
そのため、何年も痛みに耐える必要があります。
また、この成長線への負荷は、荷重などの原因もありますが
その他として、筋肉の収縮による負荷も大きな要因となっており
激しい運動は厳禁となります。
ただ、この頃の子どもたちに「動くな」というのはとても酷なことですし
症状がひどい場合、登下校で歩くだけでも痛みが出ることもあり
送り迎えが必要になることもあります。
忙しい中、更にやることが増えてしまい、更に時間が、、、
子どもの成長に伴う事なので、仕方のないことではあるのですが
ついイライラ、そんなこと思いたくないのに思ってしまう
そのため、悠長に成長を待っているわけにはいかないですよね?

そんな時、助けてくれるのが、インソールやサポーターです。

成長期の踵に痛みの出る踵骨骨端症(セーバー病orシーバー病)では
踵骨の骨端部分の成長線が、地面からの衝撃や筋肉や腱からの負荷によって
潰れたり、ひどい場合割れたりして痛みが出る疾患です。
そのため、まずは踵に衝撃が加わらない様にすること
具体的に、一旦運動やスポーツをやめることが必要になります。
そして、炎症が起きていますので冷やすこと
その後、インソールを作っていく事になります。
この踵骨骨端症では、成長線の先の骨端核という部分に
アキレス腱と足底腱膜という腱が付着し
この腱がふくらはぎと足の裏から骨端核を引っ張るため
負荷が掛かってしまいます。
そのため、アキレス腱からの負荷を減らすために踵を高くします。
この事によって、踵へのクッション性も得ることができます。
更に足底腱膜への負荷を減らすため、アーチサポートをつけます。
これは、足部のアーチを形成するのに、弓の弦のように足底腱膜が
足の裏で踵と足趾の間を引っ張っているため
アーチサポートを入れることで、アーチが潰れることを防ぐことにより
足底腱膜への負荷を減らすことが目的になります。
このような、インソールを入れることによって
踵への負荷を減らしていき、身体の成長を見守ることになります。

子どもの成長はとても尊いものです。
一番動きたいときに、しっかり動けるようにサポートしていく
更に、ニコニコその成長を見守ってくれる大人が周りにいてくれる
こんな暖かな世の中を作っていきたいです。

ではでは。

もし気に入って頂けたなら、ご縁を繋いでもらえると嬉しいです。

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