「分身ロボットカフェDAWN ver.β」とは、株式会社オリイ研究所が主催・運営する、ALSなどの難病や重度障害で外出困難な人々が、分身ロボット「OriHime」「Orihime-D」を遠隔操作し、”OriHimeパイロット”として働く実験カフェです。

2021年に東京・日本橋で常設実験店がオープンしました。
私は2022年に訪れ、非常に刺激を受けたのでした。
その時は、「なおきさん」というテレバリスタにコーヒーを入れていただき、コーヒーにまつわる話をたくさんしました。バリスタロボットの巧みな手の動きとなおきさんが一体になっての一杯のコーヒーはとてもおいしかったです。

さて、今回はキャラバンで京都に出店されるということで、再び刺激を受けたく、行ってきました。

今回は「ゆきさん」というパイロットさんと３０分ほどお話をし、遠隔操作でお食事を運んでいただきました。

以前から、障害のある方の働き方に関心があり、先進的に研究しておられる方たちの話をよく聞いています。
様々な事情がある中で、その人にあった働き方ができるようになってほしい、１週間毎日働くことがゴールではない、短時間勤務で複数掛け持ったり、週２日勤務であとは休息日という働き方があってよいと思ってきました。
その人がその人らしい働き方を選ぶ、理想ですね。

「ゆきさん」とお話ししていて、イキイキとされている様子が伝わってきました。
「社会と繋がる」ということについて考えさせられました。

「ゆきさん」はお家で腹ばいの姿勢でパイロットの仕事をされています。お家の中で。
しかし、社会としっかり繋がっておられると思いました。
ご自分のやりたいこと、できることを表現しておられます。
そして、私に新しい体験をさせてくださり、私の頭に刺激を与えてくださりました。素晴らしいお仕事ですね。

分身ロボットカフェ、応援してます！