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どこの本にも書いてない実践型・超具体的な【勉強会資料作成のコツ】

中堅になったら

やらされませんか・・勉強会。


「勉強・・会・・?」
「私が・・?」


はい。

中堅看護師ミッションのひとつ。

((( 勉強会資料作成 )))

これ
苦手な人もいると思います。

けどそれ
苦手なんじゃなくてきっと

コツを知らないだけです。

だから

コツを知ればできます。
意外とスムーズに。

**************


このご時世の影響で
合同研修が少なくなりましたね。

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ぶっちゃけ勉強会って
どんな感じですか?

「ふーん・・」
「勉強にはなった・・かな」
「イマイチ頭に入ってこなかった・・かも」

ありますね。

なんかつまらない
面白くないやつ。

~知識詰め込み勉強会~

「面白くない」のは「わからない」から。
「イメージできない」ゆえに「どこか他人事」
みたいな

そういうことなんですよね。

「面白い」っていうのは
「笑える」とかじゃなくて
  ↓
「わかりやすい」「理解できる」ということ
  ↓
それは話の内容を「イメージできる」こと
  ↓
つまり【自分事】として捉えることができること


「フルーツ青汁」

「フルーツ青汁」というのは
「青汁は飲みにくい」という不満を解消する商品。

青汁の価値は「健康に良い成分」であって
「マズさ」ではない。じゃあその成分を
「美味しく」摂取できた方が良いに決まっている

という素晴らしい発想で生まれたもの。

勉強会もこれと似ています。

勉強しなきゃいけない。それはわかってる。
けどムズかしい。
もっとわかりやすい方がいいのに。

そう。

勉強会で一番大事なのは
「わかりやすいこと」です。

「知る」を「わかる」にできる勉強会。
「理解しにくい」を「理解しやすい」に変換する。

つまり勉強会資料の作成
ひとつのスキルであり

「自分の学びを相手に分かりやすく伝え
 行動してもらう技術」
ともいえます。

「そうだったのか!」
「わかりやすい」
「これ明日から使える!」

目指したい最高のゴールはこれ。
理解の先にある聞き手の「行動」。

聞いた人が
知識を【使える】ようになってもらうために

わかりやすい勉強会


ここを目指します。

これを本質的に理解してできるようになったら
かなり強力なポジション(あなたが居心地よい場所)に
辿り着くことができます。 
 

コツを身に付けて勉強会資料を作ったら

そしてですね
これがどういうことを意味するかというと

こんな状態になっていきます。

実を言うとこの流れ
私自身がそっくりそのまま辿ってきました。

30年も看護師をしてきたので
勉強会をする機会が多々あります。


「勉強会わかりやすかったです!」
「どうやって資料を作成してるんですか?」

嬉しいことに
後輩たちからこんなことを言われ
師長や主任からも信頼を得ることができているので

私が勉強会をする時の個人的なやり方を
【コツ】としてまとめてみました。


理解してもらえる勉強会資料
作ってスキルをあげましょう。


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改めまして、自己紹介します。

はじめまして。
ほまれと申します。

  

急性期看護師     
1992年看護師資格取得    
4人の子供たちを育てながら看護師歴30年    
現場では主に教育担当

看護師になると決めたのは中学2年の時。
なかなかの貧しい家庭環境だったので
進学にかかるコストは最小限にしたい
そう考えたあげく・・

・食いっぱぐれのない職業
・早く両親を楽にしてあげたい
・奨学金あるの?
・え?返さなくていい?(お礼奉公は当然しました)

まだスマホもインターネットもない時代。

中学生の頭で考えて辿り着いたのが
【看護師】という職業でした。

資格を取るのに最短で行きたかったので
(早く稼ぎたかったから)
衛生看護科の公立高校に行き
卒業と同時に准看護師資格を取って
公立の看護短大に進学。
20歳で正看護師の資格を取りました。

でも私、実は看護師になった頃
かなりのポンコツでした。

鈍臭くて
不器用で
要領が悪くて
先輩によく怒られてました。

対人関係が苦手なので
人前で喋るのが得意ではなく
申し送りが下手すぎて
よく泣いてました。

なったはいいけど看護師って
辛すぎるし…向いてない…。

理不尽なことも多いですしね。

辞めたいってずっと思ってました。
あ…、今でもたまに思うことあります(内緒)。

でも
振り返ったら30年。

4人の子供を育てながら
産休と育休以外
ずっと看護師やってきました。

そして生き残ってます。

実際に勉強会資料を作ってきました。
たくさん。

看護研究では院内発表はもちろん
日本褥瘡学会総会で発表した経験も実はあり。

管理職をしたこともあるのですが
職人気質なので現場で仕事してる方が性に合ってるし
家族を最優先したかったので
10年前に管理職というポジションは捨てました。

今の職場では
管理職を受けずに後輩たちと同じ立場で
仕事をしています。

後輩の愚痴を聞いたり
仕事やプライベートの相談にのったり

「上」からではなく、ただの先輩として
同じ仕事をしながらさりげなくアドバイスしている
という感じです。

上層部と、これから育っていく若い世代の
「緩衝材」みたいな役割ですかね。

有難いことに
後輩からも慕ってもらい
上層部からも大事にされる。

そんなポジションに今、居ます。

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自分の武器はありますか?


言っておきます。

【教えることができる】っていうスキルは
めちゃくちゃ重要なスキルです。

それができる人は重宝されます。

教育ができるというのは
転職の時にも大きな実績になります。

鈍臭くて要領が悪いポンコツナースだった私が
今のポジションに立てているのは
勉強会資料の作成に地道に取り組んできたから。

勉強会の本質を知ることによって
資料の作り方に対するハードルを下げて
何本も作りました。

それが振り返ると
自分の実績になっていて。

その実績が
今のポジションに立てた一つの勝因です。

勉強会の資料作りをマスターしたら
看護師界という理不尽な厳しい世界でも
自分の居場所を確保するための
ひとつの手段=武器になります。

がら空きポジションで
あなたの存在=居なくてはならない人

それを確立するためのきっかけを
手に入れて下さい。

勉強会資料の作り方をマスターして
今以上にあなたの価値を上げて下さい。


「勉強会なんてコピペでいいから簡単に作りたい」
「スキルはいらない、形だけの勉強会でいい」
「勉強会なんて教えてもらわなくてもチョロい」
「今後、勉強会を作成して実績を積むつもりはない」

そういう人もいますけど…

正直それは大変
「もったいない」です。


**************


本題に入っていきます。

勉強会の資料作りにはポイントがあります。

ステップは4つ

ひとつずつ丁寧に
具体的に解説していきます。

本質を伝えた上で
再現性の高いやり方を解説するので
「使える知識」として定着します。

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先にちょっとだけ
「勉強会の本質」をお話させて下さい。

まず一番最初に
わかっていてほしい前提として

【勉強会の目的】って何でしょうね。

例えば
勉強会をただ開催することだったりとか
本に書いてあることを間違えずに伝えるとか
あとは
主催者が自己満足するとか

明らかに違いますよね。

勉強会の目的は参加してくれた人に
「理解してもらう」ことだから

必要な知識を圧倒的にわかりやすく
現場で使える形になるように教える(伝える)。

これが目的。

マインドセット

「勉強会資料作らないといけないんだよなー」
「でも上手く作れない…」

こんな時は
まずは勉強会に対する意識を変えてみます。

勉強会の資料を作成するのに
今現在の実績っていうのはそれほど関係なくて

自分が学んだこと、得た知識を伝えてみる。

【教えるのではなく伝える】

この意識。

まずはそこからでいいんです。

完璧を目指さなくて大丈夫です。

勉強会ですから
授業でも指導でもないんです。

勉強会の本質をわかってないと
「わからないことがあってはいけない」 
なんて肩にチカラが入ってしまうことが多いんですね。

私は、わからないことがあったら 
ハッキリ「わからない」と言います。

わからなかったから調べてみたら
こんなことが学べました。
って言うんです。

勉強会なんだから完璧にしなきゃ! 
とか考えるより
素の自分で何をするか? 
の方がよっぽど大事です。

目指すべきゴール

「〇〇が大事です」で終わらせません。

「じゃあ何をすればいいのか」

勉強会のゴールは
具体的な行動に落とし込めることなので

そうなるように資料を構成=設計していきます。


設計図はこれ

↓ ↓ ↓
「ななたこ」 

はい。この4文字
あなどってはいけません。

これが一番スッキリしててわかりやすい。

聞いたことある人もいるかもですが

勉強会資料を作る時の
基本の柱はこれだけです。

シンプル。

この4つの流れで組み立てると
めちゃくちゃわかりやすい勉強会資料が出来上がるので
ひとつずつ超具体的に解説していきます。

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