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第6巨人 俺を信じろ!お前を信じる俺を信じろ!! ~「合体」の頂アクア・TITAAANS/「必殺!ジェット・カスケード・アタック!!」~


前談(天元突破グランラガン)

原作 GAINAX、監督 今石洋之によって描かれたアニメ制作会社のオリジナルアニメで、後に映画化やコミックス化された「天元突破グレンラガン」タイトルは、当アニメの1話にみんなの兄貴「カミナ」が、弟分の「シモン」に向けた文言である。
※正確には、「いいかシモン、自分を信じるな!俺を信じろ!お前を信じる俺を信じろ!!」で1セリフである。短さと語感の良さからタイトルの部分がよく使用される。

作品は、ロボットものやSFファンタジーに分類され、少年シモンを中心に仲間たちと共に世界を変える情熱あるストーリーである。

地下世界の集落の一つである「ジーハ村」に生を預かり、人生の全ての時間を村で過ごしてきた気弱な少年シモン。
そんなシモンの兄貴分で、シモンの秘めた成長性をかっている大グレン団初代リーダーのカミナ。
閉塞感を感じつつも何も変わることのない日常を過ごしていた彼らの前に、地中世界の空(天井)を破壊し現れた謎のロボットとライフルを携えた少女ヨーコの登場により彼らの運命は回り始める。

ヨーコ達がやってきた穴から外の世界へ行こうとするカミナはシモンを誘うが、勇気が出ないシモンの背中を押すセリフこそタイトルの文言である。
1話にして熱いセリフである。

この後も似たようなセリフが何度か出るが、シモンの成長やカミナの言葉に込めた想いから徐々に変化していく。

ここまで、ほとんどロボット要素がないがヨーコと一緒に落ちてきた謎のロボット「ガンメン」
このロボットに「ラガン」と名付け、シモンが操縦をする。
外の世界へ出た後、カミナもガンメンを入手し、「グレン」と名づける。
2つのガンメンを合体させた、このガンメンこそ「グレンラガン」なのである。

さて、3つの艦がその形状を変え、合体したその姿。頂までその存在を高め、概念そのものとなった《「合体」の頂アクア・TITAAANS/「必殺!ジェット・カスケード・アタック!!」》について話していこう。

《「合体」の頂アクア・TITAAANS/「必殺!ジェット・カスケード・アタック!!」》

・クリーチャー面
10コスト
水文明
パワー12000
リキッドピープル/ジャイアント・ハンター/ゼニス
◼️G・ストライク
◼️ブロッカー
◼️T・ブレイカー
◼️相手のクリーチャーが出た時、相手とガチンコ・ジャッジをする。自分が勝ったら、カードを1枚引き、このターン、相手のクリーチャーはすべて攻撃できない。

・呪文面
3コスト
水文明
ジャイアント・スキル
◼️このゲームに参加しているプレイヤー1人につき、カードを1枚引く。

スタッツ・効果解説(クリーチャー面)

スタッツ

10コスト、パワー12000とコスト帯から見れば少々低いパワーだが、殴り倒される事は少ないためさほど問題はないだろう。

3つの種族、4つのカテゴリに属しておりそれぞれのカテゴリではクリーチャー面の他効果や呪文面によってサポートをしてくれる。
ジャイアントとしては、同じくジャイアント・ハンターを持つ《「勝利」の頂カイザー刃鬼》から出すこともできる。

効果①G・ストライク

最低限の受けとして機能をしてくれる。
この効果のため序盤、終盤での運用の他に盾に埋まっても役割を持つ事ができる。
G・ストライクの宿命として《同期の妖精》には無力。

効果②ブロッカー

DM23-EX3で収録されたジャイアント・ハンター水文明担当として与えられた効果。
高いパワーや効果④と組み合わせて非常に堅牢な壁となる。
また、各種ブロッカーサポートを受ける事ができる。

効果③T・ブレイカー

高いパワーや効果④によって場に残りやすいため壁兼盾の粉砕に貢献する。

効果④攻撃不可とワンドロー

相手のクリーチャーが出た時にガチンコジャッジを行い、勝てば1ドローとターン中の攻撃制限を相手プレイヤーに付与する。

自分・相手ターンに関わらないため、自分ターン中であれば1ドロー効果となる。また、S・トリガークリーチャーにも反応する。
さらには発動自体が強制効果であり、ガチンコジャッジに勝利した際の1ドローも強制である。

効果解説(呪文面)

効果①ドロー効果

通常のゲームであればプレイヤーは2人のため、3コスト2ドローである。
つまりは、《エナジー・ライト》となる。
クリーチャー面がG・ストライクを持つため、基本的には《エナジー・Re:ライト》の上位互換となる。
また、ジャイアント・スキルを持つため使用軽減効果を受けることも出来る。

クリーチャー面の高コストに対し、軽コストのルーターとして序盤〜終盤まで役割を持つ事ができる。やっぱトッポだよな。最後までチョコたっぷり。

用途

このカードは、序盤に呪文面でリソースを稼ぎ、中盤以降にクリーチャーとしてプレイヤーを守る壁として機能するカードである。
クリーチャー面は積極的に使用しない場合でも、G・ストライクを持つため受けとして成立し、お茶濁しとして出しても良いだろう。

クリーチャー面の効果④はターン1がなく、一度負けても相手の再展開しだいで何度もジャッジを行えるため、デカい《メヂカラ・コバルトカイザー》と捉えることも出来る。
積極的に出していくならば、負けにくい8コスト以上で構築を固めるのも良い。
幸い、ジャイアントやハンター、ゼニスは高コストで固められており、昨今はツインパクトで片面が高コストの軽量マナ加速手段もあるため一度出してしまえば使用感は悪くないだろう。
ただし、出した時には終盤でデッキ枚数が心許ない場合が多々あるため、ライブラリアウトには注意したい。ジャッジで捲ったツインパクトの低いコスト面を宣言するなど、手札と相手の攻め手を見ながら効果宣言をするべきである。

また、G・ストライクをクリーチャー面が持つため、《∞龍ゲンムエンペラー》が展開されていても腐る事はない。

下面はジャイアントサポートを受けられる《エナジー・ライト》ということで、各種デッキに採用ができるだろう。

欠点として挙げるならば、ツインパクトであることだろう。
クリーチャー、呪文の面を持ち、呪文面は3コストと低いため、《ウォズレックの審問》等の多くの効果対象になってしまう。

総評

総評として、最低限の受けとして機能し、序盤〜終盤までリソースや攻め手の遅延など役割を持ち続けられるカードと言える。

ガチンコジャッジ等の高コストを求める構築では採用候補として検討できるカードである。
ただし、クリーチャー面はコストを大きいため、採用する際には踏み倒し、ビックマナのいずれかの構築が必要だろう。

後談(フレーバーテキスト)

ツインパクトのためかフレーバーテキストはない。
イラストを見るとクリーチャー面はまるです○ざんまいに見える。
また、耳からは《「勝利」の頂カイザー刃鬼》の装飾である虹色の炎?が出ている。
ゼニスが含まれているため、白い炎の中に文明を表す虹色が描かれているのだろうか。

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