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バイオハザード:インフィニット ダークネス エピソード2ー2

ステルス潜水艦は大きく揺れ、
レオンとジェイソンは操縦席のある
前方デッキに向かって走って行った。

そこには噛み殺された痕のある潜水艦の
乗組員たちがいた。
いずれも殺されていて、噛み痕からレオンは
ゾンビだと思った。

ジェイソンと別々の道を進むことにして、
レオンは進んで行った。
後部デッキに進む中、途中には何人もの死体が
転がっていて、死体を避けて通り過ぎたが、
死体の腹部が動き始めて、レオンは警戒態勢を
取った。

銃を構えてゆっくりと近づくと、ネズミのゾンビ
が腹部を喰い荒らしていたが、レオンに目が行った。

そのネズミが襲い掛かってきて、レオンは即座に
処理したが、死体の中にはネズミが沢山いて、
レオンに向かってきた。

彼は咄嗟に緊急時用の斧で、水管を破ると次に
電圧に斧を振るった。

電気が水浸しになって、這っていたネズミを
感電死させて一掃すると、危険性を感じて
後部デッキへと進んで行った。

その頃、ジェイソンとメンバーの女性は後部
デッキに着いており、緊急事態だから封鎖しろ
と乗組員に命じていた。

ジェイソンに言われ、彼等は封鎖した後、
理由を尋ねたが、その女とジェイソンは、
乗組員をナイフで皆殺しにした。

レオンが到着した時には、緊急用ポッドで
二人は逃げようとしていたが、レオンも到着し、
ポッドに繋がるハンドルを開けたら、
女に銃を突き付けられた。

女は銃を突きつけたまま動かず、ジェイソンが
言葉を発するまでは、女はレオンを警戒していた。

レオンもまた後部デッキで乗組員たちを殺した
のはジェイソンたちだと分かっていた。
彼のナイフが乗組員の首に投げつけられて
死んでいたのを見たからだった。

彼等は無事に上陸し、武器のある部屋まで
進んで行った。

4人のうちの一人の女性がドアに
貼り付けられたテープを切るのに取り出した
ナイフには、黒ずんだ血の跡が残されている
のをレオンは見逃さなかった。

中に入ると銃や弾薬等が隠されていて、
それらを整理した後、ソファに座っている
ジェイソンの対面にレオンは腰を下ろして
話しかけた。

「上陸したぞ。説明してもらおうか?
まずは本当の目的を‥‥‥乗組員まで殺して
よほどの目的なんだろ? 研究所に行かない
なら何の用でここへ?」

レオンが話している間に買い物から帰って
きた女性は、静かに二人の会話を聞いていた。

一服したジェイソンは話し始めた。
「確かに別の目的で来た。ある物を回収する」

「何のことだ」

「米国政府の陰謀を暴く証拠だ」

少しの沈黙が生まれた。女は陰から話を聞いて
いて、レオンは戦い慣れているせいもあり、
戦う姿勢を見せないまま話を聞いていた。

「はッ、裏切りか。面白い。反逆罪だと
報告する」
レオンは皆が恐れるジェイソンを相手でも、
ハッキリとそう告げた。

ジェイソンが武器のあるテーブルにゆっくりと
手を伸ばしたが、レオンは全く動じずに前だけ
を見ていた。

ジェイソンは煙草を掴むと灰皿で火種を消した。
「そんなのムダだ。どうせ、もみ消される。
隠蔽いんぺいが得意なのは承知だろ。
悪いのは奴らだ」

レオンは全く動く気配を見せないまま尋ねた。
「証拠は?」

「今から取りに行く。手伝ってもらうぞ」

「手伝えだと? 乗組員を殺した奴らを?」

「❝恐怖❞の話をしたな。恐怖フィアーは拡散して、
認知された末に恐怖テラーとなる。
それこそが——真の恐怖だ」

レオンはこれまでも幾度と無く色々な経験を
してきただけあって話に乗る気は無かった。
「その話は軍法会議で好きなだけ語れ」

「手伝う気はない?」

二人は目を合わせたまま話していた。

レオンは首を横に振り、「無理だ」と断った。

ジェイソンは軽く頷くと、浅い笑みを浮かべた
ままレオンを見つめていた。

正に一瞬だった。
ジェイソンが動いたとほぼ同時にレオンも動き、
テーブルの銃を二人は手にしたが、レオンは
銃を取ると同時に身を横に飛ばしてジェイソン
に弾丸を撃ち込んだ。

ジェイソンも凄腕だったが、レオンは死地を
何度も潜り抜けただけあって、ジェイソンが
銃を構える前に、弾丸を飛ばしていた。

ジェイソンはソファごと後ろに転んだ。
陰にいた女は銃を手にしてレオンを狙って
撃ってきたが、レオンは身をひるがえして
彼女の4発の弾丸を避けて、ジェイソンがいる
であろう場所に身を隠した。

そして二発の銃弾を彼女に向けて撃つと、
女は逃げ出した為、レオンはすぐに追いかけた。

咄嗟に身を投げてまで撃ったレオンの銃弾は、
ジェイソンの心臓に命中していた。

女に逃げられたレオンは、「クソッ」と言葉を
吐き捨てた。


エピソード2 End

YouTubeの動画を直接上げるやり方が
分かったので、歌詞付きの歌なら
時間がかなり短縮できるので、
映画を小説化したり、
ものによっては、感想を入れて
書いていきたいと思います。

更新頻度は私のノリ次第なので
小説と同じくらいで行きたいと思います。

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