新型コロナ、ナース奮闘記#「なんのための...」
コロナ療養者の方は色々な国の方がおられました。
日本語が通じない方も多く、療養所には海外旅行用のポケトークがありました。
が、ポケトークでは医療用語が伝わりにくいので、スタッフ、看護師みんな各自のスマホで翻訳アプリを駆使して症状の把握をしていました。
コロナが5類に移行することになり、療養所の閉鎖が2ヶ月後に決まったある日…
お偉いさんから
「外国人の方も多いですし、言葉が通じない時も多いので、タブレットを購入することにしました」
とのこと。
スタッフさんもみんな
「そろそろ閉鎖なのに???」
とみんな不思議に思っていました。
しばらくして療養所に来たのは、某iPad。
でも、なぜか箱に入ったまま…
インターネット設定してあるわけでもなく、翻訳に使えもしないiPad
結局みんなそれまで通り、各自のスマホの翻訳アプリを使い、外国人療養者に対応していました。
そして最後の療養者さんが退所した後、お偉いさんがiPadをしっかり回収して行かれました。
なんのための購入だったのか、みんな首かしげてました。
インターネット設定してあるわけでもなく、翻訳アプリも入っていない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?