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2023年12月期第3四半期決算 ポイント解説①

「D2C」の単品と定期販売モデルの収益構造の違い

こんにちは、セレスIR 担当です。
今回は、D2Cの単品と定期販売モデルの収益構造の違いについてお話します。

第3四半期で、D2C事業では、売上は2Q:1,174百万円から3Q:1,433百万円と259百万円伸びているのですが、利益は2Q:349百万円から3Q:152百万円と197百万円減っています。

理由の一つには2Qに利益を計上していますが、広告宣伝費を1Qに既に計上したことで利益が底上げされた、ということがあります。

もう一つは、定期販売モデルの商品が第3四半期から好調に売れ始めたことです。

セレス 2023年12月期第3四半期 決算説明資料より

以前から販売好調な「ピットソール」は引き続き売上を伸ばしています。それに加えて、腸内環境改善サプリ「オイグルト」が好調に立ちあがってきました。

売れている商品がでているのに、利益が減るのは、「ピットソール」が単品販売商品、「オイグルト」が定期販売商品だということが理由です。

単品と定期販売モデルの収益構造の違い

下の図をご参照ください。

セレス 2023年12月期第3四半期 決算説明資料より

今年、D2C事業で販売が非常に好調に推移している「ピットソール」は、単品(1回限り)の商品であり、1回の販売で売上と粗利が確保できるよう、広告宣伝費を設定しています。

一方、好調なスタートをきった定期販売の「オイグルト」の広告宣伝費の設定は単品販売の商品とは異なります。定期販売の商品の広告宣伝費は、複数回の販売で売上と粗利を確保するように広告宣伝費を設計しているため、発売初期はコストが先行します。

基本的に当社のD2C事業では、アフィリエイト広告(成果報酬型広告)でのプロモーションです。したがって、売れている商品ほど広告宣伝費をかけられます。

商品の発売当初はコストが先行しますが、これは売上と粗利を確保するための広告宣伝費です。広告宣伝費の増加は、商品が売れているからこその支出ですので、ポジティブにとらえていただければ、と思います。

今回は以上です。


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