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ビットコインの半減期ってなんなのさ?

こんにちは、セレスIR 担当です。

ビットコインの半減期がくるという言葉を、耳にすることが多くなってきました。半減期については分かっているようで、説明しようとすると難しい面もあります。
機関投資家の方との個別面談でも、ときどき、半減期についての話題が出てきます。

そこで、今回はビットコインの半減期についてなるべく分かりやすいよう記事にしました。


■ ビットコインとは

世界で最初につくられた暗号資産で、もっとも時価総額が大きくて、知名度も高い暗号資産です。
2009年に謎の人物「サトシ ナカモト」の論文をもとに誕生しました。
既存の法定通貨のように国といった発行主体がなく、銀行口座がなくても、世界中のどこにいても誰とでも迅速に受け渡しができる分散型のデジタル通貨です。
法定通貨は中央銀行の経済政策によって通貨の流通量を増減させることが可能で、発行上限の決まりはありません。一方、ビットコインは発行量が決まっています。ビットコインの発行量は2,100万ビットコイン(BTC)までです。2009年に発行されてから、すでに9割程度発行されており、上限枚数を発行するのに130年程度かかり、発行完了は2140年頃と予想されています。

■ 暗号資産の仕組みのキーは「ブロックチェーン」と「マイニング」

‐ ブロックチェーンとは

ものすごく簡単にいうと、暗号資産を送ったり受け取ったりという取引の履歴が記録されたものです。分散型台帳ともいわれ、世界中で行われるビットコインの取引一つ一つが記録されています。

ビットコインの取引情報は、世界中に散らばる膨大な数のPCやスマホやタブレットといった端末で記録共有され、情報の整合性やセキュリティが担保されています。

‐ マイニングとは

ブロックチェーン上に新たな取引を記録することで、その報酬として暗号資産を得る行動のことです。金などの採掘になぞらえてマイニングと呼ばれています。このマイニングによって新たにビットコインが発行されます。

マイニングは報酬を得るために問題を解いて、最も早く解いた人が報酬を得られます。

■ 半減期とは

マイニング報酬として発行されるビットコインの新規発行枚数が半分になることです。
2009年にビットコインの取引が開始された時のマイニング報酬は1ブロック50BTCでした。
1回目の半減期は2012年11月28日で、マイニング報酬は1ブロック25BTCとなりました。2回目の半減期は2016年7月9日で、同12.5BTC、3回目の半減期は2020年5月1日で6.25BTCです。
今年の春ころと予想される次の半減期では、1ブロック3.125BTCに半減します。

■ 半減期がある理由

円などの法定通貨の場合、国の政策により中央銀行が供給量を調整します。しかし、ビットコインは分散型で中央集権的な管理を受けません。ビットコインの供給量を調整し、急激なインフレを防ぐために半減期があります。需要が増えるなかで、供給量が減少すれば、その価値が高くなりやすいといえます。
半減期で新規発行数量を減少することに加え、発行上限が決まっていることでビットコインの希少価値が保たれています。

■ 過去の半減期においてのビットコイン価格の推移

過去3回の半減期以降約1年間をみると、ビットコイン価格は上昇しています。前回の半減期では、価格が約7倍となりました。新規発行数量が減少した一方で、需要が増え、需給がタイトになったからです。

ビットコイン 価格推移

今年の春ころが次の半減期と予想されていますので、今年はビットコイン価格の上昇が期待されます。

今回は以上です。
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