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Darn that dream


なつかしいような
不安なような夢をみたが
もうどんな夢か忘れてしまって
そこに漂っていた香りだけをおぼえている
たぶん
そんなふうになるのだろうとおもう


永い永い年月の彼方の痕跡なのに
一瞬でその場所に還る
なつかしいとまどいとよろこびに
その音はいつでもなんの前触れもなく
わたしの前に来て鳴っているのだ


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