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アロマセラピー基礎講座レッスン2つづき(抽出法の続き)テキスト

(4) (有機溶剤法)溶剤抽出法

(ヘキサン)、(石油ベンゼン)、(エーテル)などの有機溶剤を用いて芳香成分を抽出する方法です。このように薬剤を用いる方法は比較的新しい方法で、手間のかかる冷浸法を工業的に実用化したものです。直径1.5m、高さ2mの円柱型の大きな釜にメッシュの中蓋が何層にも入る構造になっています。この中蓋に、植物を厚さ 10c近くなるまでたっぷり重ね入れます。釜の中には熱された石油エーテルなどが入っており、そこに香りが移ります。この工程が終わると石油エーテルは赤黄土色の液体になります。この液体から溶剤を揮発させると常温では固形ワックス状になる(コンクリート)と呼ばれるものが得られます。このコンクリートにエタノールを加えてよく溶かし香りを移し冷浸法と同じくエタノールを蒸発させて芳香成分を得ます。この方法で採られた*花の芳香成分を冷浸法と同様(アブソリュート)と呼び、*樹脂の芳香成分の場合は(レジノイド)と呼び、水蒸気蒸留法で採られtた精油と区別して呼ぶこともあります。

<参考までに>
有機溶剤という物は毒性が強く、ほんの少しでも免疫機能の低下やアレルギーの原因にな
ると言われます。有機溶剤法によるアブソリュートやレジノイドはアレルギーテストをし
てから用いましょう。

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