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実話 カマキリが会いに来てくれ続けている? 2/2


Aはスモーカーなので、一日に何回も表に出るのであります。
カマキリがいなくなり、数日たち 少し淋しい思いをしながら
おーいカマキリー といいながら外に出ました。

うわ!
手元にいたのです。 びっくりした。

少し大きくなっていた。

翌日は、ドアの取手の少し上にいました。
眼の前に近接していたので またまた うわっと、Aは飛び退いたが、
カマキリも驚いたのか、ポジションを移動して、前日の壁側に移動してくれた。

カマキリは生き餌しか食べないことは調べててました。
すぐに部屋に戻り、シャウエッセンを細く切ったものを、植物の茎にさして
オラオラと、浮遊しながら差し出しました。


すると、食べてくれたのでした。

Aは めっちゃ幸せを感じました。
一週間で5回現れてくれたのです。
昆虫スペシャリストたちの動画で調べても、人間と気持ちが伝わっているとは確信を持てないので、慣れただけかな?と思う。

そして、いよいよカマキリは現れなくなった。
しかし合計9回も警戒することなく現れてくれたのは、
それ以上の何かがあると信じてみたかった。

そして、10月も下旬になる頃
成体化したボディで、また現れていくれた。
近づくのは少しためらうくらいの大きさでした。
お腹も不自然に大きかったので、シャウエッセンが大きすぎたのかな?


更に数日後 眼の前の地面に近いところに現れてくれ
明らかに 友情を感じてしまうのでありました。

産卵したのか、お腹もスマートになっている。
今思うと、色が少し変わっているようなので、パートナーとAについて情報を共有してたのだろうか?
その時には、Aにとってずっと同じカマキリだった。

小さく見えてても実際は大きい。

最後の日は、柵の上に現れAの顔の真正面だった。
目が合ったことを確認したカマキリは、
まるで見送られていることを前提のように、草むらに消えていったのでした。
Aは成熟した精神性も感じることができた。
残念ながら 写真がどこかに消えてしまっている。

Aは親しい人とZOOMで報告していたので思い出せたのでした。
13日に渡る、貴重な、しかしながらとても不思議な体験だったということです。

来年は、大量の幼虫が押し寄せてきたら 発狂してしまうかもと少し心配しつつ。

おーいカマキリー
というAの実話でした。








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