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東大理系数学2010を解いてみた

やっとまとめる時間が見つかった…
2010年の東大理系数学はもう1ヶ月くらい前に解いてます。ちゃんと振り返る時間もなかったですが、放置するのもあれなので、また自分の感慨を備忘録的に書き記します。

問題

第一問 難易度:標準

⑴は中学受験の問題です。最難関中学を受験される方は解くことをお勧めします()
…簡単なんだけど、90°を360°とか勘違いしたら詰むので気を付けたい。問題文はちゃんと読もうね!!!(byそれで20分くらいロスした人)
⑵は簡単そうに見せかけてそんな簡単じゃない。動く変数が多いけど、b消したら対称式になってくれるのがうれしい。あと予選決勝法はこういう時強い。

第二問 難易度:やや難


⑴はグラフ書けば問題なし。
問題は⑵。⑵の式から攻めるか⑴の積分をして攻めるか。⑵は変形しづらいので⑴から行くのが妥当だったのかもしれないけど、私はいかにも区分求積な⑵の式に惑わされて死んだ。区分求積は極限ないと使えないとあれほど言ったのに…。
そのハードルを越えても、「もっとちっちゃいもので置き換えろ」とかかなり注文が多い。全体的に一歩一歩確実に進んでいけるかをかなり問うてる気がした。東大の難問はそういうの多い気がする。

第三問 難易度:やや易

さんざん難易度表記易と迷った挙句、問題文が理解しづらいという理由だけでやや易にした。
確率はちゃんと状況把握できれば解けるんだなと。
こういう問題を見抜くために最初の十分くらい全問を軽く触れるのもありかもしれないとか、そんなことを考えた。
(いろんなところで難しいっていわれてるけど個人的には問題文以外どこが難しいのかわからない。)

第四問 難易度:標準

⑴は素直にやればできます。
⑵も目的意識に従って等積変形していけば、逆関数出さなきゃいけないけど、解ける。落ち着いてやればできるけど、こういうのって結局はなかなかできないよね。

第五問 難易度:やや易

三点A、B、Cの順番が固定されたせいでかなり考えやすくなってしまった問題。ちょっと物量多いけど、こういうのちゃんと取り切らなきゃダメ。

第六問 難易度:やや難

立体的センスもそうだけど、それ以上に平面図形のセンスが問われる難問かつ良問。
⑴に二十分近くかけた私は東大志望やめるべきかもしれない。空間ベクトル弱すぎワロタ。基本がなってないのはどうにかすべきだと思います!!!!(一応どうにかした)
問題は⑵。⑴から、点Hを通る、辺ABに平行な直線が辺OA、OBを2:7に内分するので、その前後を考えてあげればいい。平面Mは辺ABに平行なので、相似を駆使して導いていく。平面でやればできるけど、立体だとなかなかできない。
こういうのは経験がある程度ものをいうのかなと思った。が、同時にいろいろと図を描いてみればいろいろと試行錯誤できそうでもある。
恐らく東大理系数学2010最難関。
⑵ができれば⑶はウイニングラン。

総評

やっぱり東大って標準問題如何に落とさないかが大事なんだね。
時間がないからこそ解ける問題をちゃんととっていく。これを本試まで徹底的に貫いていこうと思います!!
後東大のやや難は落ち着いて考えたら簡単になっちゃうことが多いからそこも少しは粘っていきたい。まあ粘着しすぎは本当によくないからそこのあたりの調節とか難しいんだけど。


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