紅葉に染まる剣山

異常に暑かった猛暑も一段落。
ようやく紅葉の秋が訪れていますね。
麓の地域にお住いの方には、紅葉はまだ早いかもしれません。
先週、訪れた徳島県の剣山は見事な紅葉でしたよ。

度々、このブログにてご紹介している剣山。
西日本で２番目の標高を誇ります。
私は小学校低学年の頃、母と一緒に登ったことがあるらしいのですが、
苦しい記憶や嫌だった記憶は、すぐに消去されるプログラミングになっているせいか、あまり記憶にありません。

登山だけは大の苦手

学生時代からスポーツには自信があったのですが、登山だけは向いておらず、太ももの裏側の筋肉がうまく機能せず、人よりも早く疲労が蓄積される体質みたい。

そんな訳で、これまで登山だけは誘われても避け続けてきました。
にも関わらず。なぜに剣山に登ったか。
『日本からあわストーリーが始まります　香川宣子著』
の中に、リフトで途中まで登れて、山頂まで２００メートル歩く程度。
普段、運動していない人でも楽に登れる。
的なことが書かれていたので、アーク伝説の地を見たかったこともあり、軽く散歩の延長気分で挑戦してみたのです。

登ってみるとリセットされるのか

登山してみて分かったこと。リフト降りて２００メートル歩く程度。
これに騙されていました。正確には標高差２００メートルを登る。
距離は忘れましたが、６０分コースの道を途中何度も休憩しながら、１００分かけてようやく頂上到着。

初心者向けのコースとありましたが、私には過酷過ぎでした。
絶対、２００メートル歩くと、標高差２００メートルを登るでは、意味が違いますよね～。香川先生、恨んでないですよ。(笑)

リフトの途中、標高が高くなるごとに木々の葉が鮮やかに色付く過程。
普段見られない高山植物。
日常では見上げる山々が眼下に見渡せる解放感。
何と言っても、山頂の剣山本宮神社へお参りできたこと。

達成後の爽快感は格別なものでしたよ。

下調べが大切です

ただ、登山の一番の目的であった、アークが隠されていると噂される鍾乳洞。ミイラが出て来た鍾乳洞。でしたが、私の下調べミスで、違うルートを歩いてしまいました。（８０分遊歩道コースにあるそうです）
と、いうことは、また登らねばならないのかな～？登るだろうな～。

パワースポット巡りながら無事登頂

私が歩いた大劔道コース。（６０分）
途中、大劔神社があります。
天地一切の悪縁を断ち、現世最高の良縁を結ぶと言われているそうです。
剣山を訪れる人の多くが、こちらの大劔神社参拝が目的。
それほどまでのパワースポットであるとは後で知りました。

大剣神社から少し降りた所には、病気が治る若返りの水と言われる御神水が湧き出る場所があります。日本百名水にも選ばれた水だそうです。
しかし、残念ながら私は、そこに立ち寄る元気がなかったので、今回はスルー。この情報も後で調べて知りました。下調べ大切です。

大劔神社から山頂への距離は８００メートルくらいだったかな？
ただし、険しい石段の連続。登りのみ。
３段上がって１分休憩のペースでなんとか山頂少し下にある剱山本宮宝蔵石神社へたどり着きました。ひとまず、ここまで来られたお礼を伝え、
そこから、あと少し階段を上り山頂の本宮へ到着。
無事にお参りを済ませることができました。

まさにまさにアニミズム

全国にある有名な神社の多くは立派な社殿を構えており、その建築技術や色彩に圧倒されます。
しかし、剣山他、阿波に残る神社の多くは拝殿などにお金をかけず、自然の磐座や山をご神体として祀るスタイル。
古代からのの信仰スタイルが継承されています。
まさにアニミズム。本物感が半端ないです。

剣山は西日本２番目の標高でありながら、山頂は平坦な地形です。
古代、人の手によって削られた。そんな説もあり。
高い山でありながら、水が湧く土地。
多くの鍾乳洞が点在しているので、アークを隠すには最高の場所だった。
そんなことを考えつつ、山頂のベンチに座り、周りの山々を眺めていると、
山へ登る人の気持ちが少しは理解できたような。できないような・・・。

紅葉まだ間に合います

今週末なら、まだ紅葉間に合うと思います。
剣山に登ってみてください。
駐車場は早く行かないと満車です。
少し離れた道路わきに停めて歩くことになりますので、ご注意くださいね。
他、外国人観光者がとても多かったのにはビックリでした。

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