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私のハワイ意識が高い、その2 戦艦ミズーリ 戦争は絶対にしてはいけない!

ハワイに行くと必ず訪れるのが真珠湾である。
帝国海軍が奇襲攻撃をかけた、
アメリカ軍基地である。

そこに引退した戦艦ミズーリが停泊している。
ミズーリは第二次大戦で日本と闘い、
1度引退してから湾岸戦争で、
また、現役を復帰した戦艦だ。
そのため、巨大な砲塔と並んで、
巡航ミサイルの発射台と、
レーダーで敵のミサイルや航空機を、
撃墜する機関銃が配備されている。
なので、
新旧の装備が同時に見学することが出来る。

日本語の案内もあり、
これらは、
現地日系人の方々がボランティアで、
しかも、無料で案内をしてくれる。
大体15人くらいのグループになって、
艦内をまわる。

ミズーリのスペックからはじまり、
降伏文書の調印式が行われた様子や、
最後に、
特攻隊がぶつかった跡が残る看板を、
案内してくれた。

船自体には大した損傷はなかったが、
特攻機は大破して、
パイロットは身体が半分になったそうだ。
その遺体を掃除している時に、
ミズーリの艦長がパイロットの葬儀をするぞ、
と部下達に指示したそうだ。

葬儀は海軍の正式なやり方で行われた。
棺にかける日章旗は、
前日に糸で赤い布を縫って作ったと、
説明を受けた。

ここまで、説明を受けると、
そこにいた参加者はみな黙って固まっていた。
1人の女性は涙をポロポロと流し、
有難うございます。
と案内をしてくれた方にお礼を言っていた。

私も胸にグッときてしまった。
当時、19歳のパイロットもいたという特攻隊、
その時、息子が18歳だったから、
余計に目頭が熱くなった。

人間は本当に戦争ばかりやっている。
戦争は絶対にしてはいけない。
人が人を殺していいはずがない。
そう誰もが言う。

今の平和は過去に血を流し、
命をかけて闘ってくれた、
日米の英霊がいてくれたお陰だと思える。

ミズーリから別の施設に移動した。
そこは記念館がありました。
出口を出て振り返ると、
馬上の昭和天皇が、
大きなお写真で飾られていた。
思わず頭を下げていた。

その瞬間、
ああ、私は日本人なんだなって思った。

日本人ならハワイに行ったら、
真珠湾は1度は行った方が良いと思う。

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