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【初心者向け】桃まんダンジョン攻略の手引き+おまけ【風来のシレン6】

桃まんダンジョン。シレンシリーズではお馴染みの「モンスターの力を使って進む」特殊なダンジョンです。内容としては、普段苦戦させられているあんなモンスターやこんなモンスターの能力を使って無双する!

…なんてことはなく、実際には

★杖や巻物、飛び道具など柔軟な動きができるシレン状態

☆行動に様々な制限がある代わりに一芸特化な変身状態

を使い分けるダンジョンというのがコンセプトだと思います。

変身のシステム自体が独特ですし、桃まんのドロップに運も絡むので、ここも初心者の目線では難しいダンジョンと言えそうですが、何度か遊ぶ中で、突破する為のポイントやテクニックを見つけたので紹介していきます。

前回のヤマカガシ峠と違い、今回はテクニックの紹介が多めです。というのも、幾つかのテクニックを覚えつつ、序盤に準備をしっかりを行えば中盤以降は意外と楽なダンジョンなんですよね。

なお、あくまでも2024年2月時点での内容であり、個人レベルでの調査内容であることはご留意を。今後の研究によって更にスマートな攻略が編み出されていくと思います。

【2024/03 追記】
他のダンジョンの攻略も幾つか書いています。以下のマガジンにまとめているのでよければこちらもどうぞ。GIFや画像もマシマシでお送りしています。

■目次


■前提知識とテクニック

まずはこのダンジョン全体を通して使えるテクニックと、覚えておくと楽になる知識をご紹介します。

◇モンスター変身状態の仕様

まず、モンスターに変身したときのステータスは変身前の装備の数値を参照しているようで、数値の高い剣と盾は変身中も基本的には有利な一方、剣や盾の持つ「印」や、腕輪、ドスコイ状態などの特殊効果が機能しなくなる点には注意が必要です。

また、変身中はアイテムの使用に大きな制限がかかり

・アイテムを拾う

・床落ちと手持ちのアイテムを交換する

以外の動作が出来ません。例外として、転ばぬ先の杖や復活草など、持っているだけで効果を発揮するアイテムは機能してくれますが、壺に入れることも出来ないのでアイテムの管理には少し気を使う必要があります。

もう一つ重要なテクニックとしては、変身を行う・解除することでシレンの状態がリセットされる点。以下のクリップの「現在の状態」欄を見てもらえると分かりやすいと思います。

操作が行えるものに限りますが、状態異常の回復が擬似的に行なえるわけですね。逃走中の罠のリスクを減らせるし、終盤登場する「ガイコツまじん」の混乱効果などもしのぎやすくなります。ただ「パワーアップ草」などの良い効果もリセットされる点には注意。

その他細かな点としては、一部の状態異常やサビさせる特技や罠の挙動が変わっています。また、変身を解除する動作はターンを消費しないので、モンスターに隣接した状態でも先制攻撃を受けることはありません。

◇ドスコイ状態とモンスター変身に関する仕様

モンスター変身中は基本ステータス以外の能力が機能しないというのは先に触れたとおりですが、ドスコイ自体に特殊な仕様が多いので個別に書いていきます。

まずドスコイ状態の仕様として、攻撃力と最大HP、ハラヘリ速度の増加、移動能力の無効化といったものがありますが、これは全て無くなります。

特にハラヘリ増加が消えるのが大きくて、探索はモンスターに変身して行い、必要な場面だけシレンに戻る。とすると燃費の良い探索が行えます。変身解除時はすぐに最大HP増加が発揮されるので、擬似的な回復手段としても使えますね。

そして「満腹度120以下になるとドスコイ状態が解除され、最大満腹度が5減少する」という仕様についてはちょっと特殊で

という現象が起こります。先に触れた「シレンの状態リセット」に付随して起きているようですね。

食料が少ない場面でも変身しておけば最大満腹度は維持できるので、ハラヘリ増加の無効化、桃まんという食料の豊富さも含めて、ドスコイ状態の維持はしやすいダンジョンと言えるでしょう。

◇使い捨て剣盾について

これは既に有名なテクニックな気がしますが、初心者向けという事で紹介しておきます。

前述の通り、変身中は特殊な効果は無効になるのですが、このダンジョンで頻繁に目にする「使い捨ての剣」と「使い捨ての盾」の「攻撃を当てる(受ける)度に修正値が下がる」というデメリットも無効になるので、修正値のマイナスを受けることなく高い数値を参照できるわけです。

▲使い捨て装備あり
▲使い捨て装備なし

ただ、ずっと変身状態を維持し続けるというのは、あまり現実的ではありません。変身を解除したときに装備し続けるか、一旦外すかは状況次第ですが、外してもいい場面で忘れて装備しっぱなしということがないように気をつけておきましょうね。

◇桃まんの利用方法について

食べることでシレン自身が変身するほか、草のように敵に投げ当てることで相手を変身させることも可能。特にこのダンジョンは「ぼうれいむしゃ」や「タベラレルー」が登場する階層もあるので、レベルが上がって登場した強敵を処理するのに有効な手段です。

また、食べることで満腹度が25回復するので食料としての利用価値もあります。おにぎりは基本的に満腹度の上限アップの為に食べて、実際の食料は桃まんでまかなうというのも有効です。

低層ではマムルなど弱いモンスターの桃まんを目にすることは多いはずですが、雑魚だからと侮らずに可能な限りは持ち運んでおきましょう。

■1-4F

まず1Fを軽く探索し、盾を探しましょう。見つからなければそれでもいいので、出来るだけ敵を倒して桃まんを持ち物に入れておくこと。後でおにぎり稼ぎに使います。

モンスターの能力を活用するというコンセプトもあって、2Fからは多様なモンスターが出現します。出来ることも多いので、ここで粘ってしっかりと準備を整えるのが、このダンジョンでいちばん大切なことです。

最優先してやっておきたいのは「にぎり見習い」を利用したおにぎり稼ぎ。基本的なやり方は以前書いたヤマカガシ峠の記事で説明しているので、お手数ですがそちらを参考にしてください。画像やGIFもあって分かりやすいと思います。

このダンジョン独自の稼ぎ方としては、にぎり見習いに変身して特技でモンスターをおにぎりに変化させる方法。防御力さえ確保できていれば、一対一の状況を作りひたすら特技を連打するだけでおにぎりを量産できます。

HPの管理が少し手間になりますが、変身してモンスターをおにぎりにしながら、その「おにぎり」を敵のにぎり見習いに「大きなおにぎり」にしてもらうというのが効率的だと思います。

次に確保しておきたい桃まんについて、解除しない限り永続的に倍速で行動できる「死の使い」と、壁を通り抜けて行動できる「パコレプキン」はかなり強力なので、優先して桃まん棒で倒していきましょう。

余裕があれば「マルジロウ」の桃まんも狙いたいところ。特技の体当たりで安全にアイテムを稼ぐことが出来るので序盤で色々なアイテムを識別でき、後がかなり楽になります。

ちなみに、4F以降出現する「カラクロイド」も倍速移動な上、罠を使った矢稼ぎも行えるのですが、4Fで出てくるモンスターの中では特に強いので無理は禁物、押し負けそうならマムルなどの桃まんで変身させ安全に処理しましょう。

■4-7F

稼ぎポイントその2。「ボウヤー」と「クロスボウヤー」が出現するので、桃まんにして矢を稼ぎましょう。方法はシンプルで安全を確保した部屋の中でひたすら壁に矢を撃ち拾っていくだけ。

どれくらい稼ぐかについては人それぞれですが、個人的には鉄の矢が150本ほどあると安心できます。後述しますが、このダンジョンは後半で通常出現しない強敵が出てくる可能性が高いので、安全に攻撃できる手段は多いほどいいのです。

立ち回りとしては、基本的に「モンスターに変身した状態で探索を行い、必要に応じてシレン状態に戻る」というのを心がけましょう。

意図としては、使い捨てシリーズの消耗を軽減することと、ドスコイ状態のハラヘリ増加をなるべく抑える為というのが大きいのですが、このフロアにおいては「毒サソリ」対策でもあります。

毒サソリの特技は、シレン状態ではちからを下げるという効果ですが、変身状態だと攻撃力を下げるという効果に変化します。ちからそのものを下げられると回復が難しいのに対して、攻撃力の低下はターン経過で回復するので被害はかなり低くなります。

そしてどのモンスターに変身して探索を行うかに関しては、実は毒サソリがおすすめです。特技で敵モンスターの攻撃力を下げることができるし、敵の毒サソリの特技を無効化しつつ攻撃力を上げられるのが大きいです。

■8-10F

「ちゅうチンタラ」などステータスが高いモンスターが出現し始めるエリア。ただでさえ危険度が増す上「ぼうれい武者」の処理に手間取ると敵がレベルアップしてしまうので、あまり長居しないことをおすすめします。

一方で、8Fでは「デブータ」が登場するので、桃まんにして石を稼げば「ぼうれい武者」と終盤の「デッ怪」の対策にもなるのがちょっと悩ましいんですよね。矢稼ぎの成否などに応じて8Fで粘るか決めるといいでしょう。

いずれにしても、基本的には8Fだけシレンで探索して必要に応じて「デブータ」の桃まんを狙い、以降はモンスターに変身して軽く探索して進むのが良さそうです。

■11-15F

「アイアンヘッド」や「とおせんりゅう」などの逃げにくいモンスターに加えて、更にパワーの高いモンスターが出現し始めます。

幸い「ガイコツまどう」以外は搦め手を使ってこず、「ガイコツまどう」自体もドスコイ状態であれば魔法の影響を受けにくいので、シレン状態で飛び道具で削り、桃まん棒でトドメとするのがいいでしょう。

逃げにくいと書きましたが「とおせんりゅう」に変身できれば、特技で敵の裏に回り込めるので、ある程度通路で逃げることが出来るようになります。ただし、敵が二体以上いる場合は回り込めないので注意。

■16-18F

「タベラレルー」ゾーンその1。こちらが倒せればメリットも大きいのですが、敵モンスターを強化する山伏たち、「オヤジ戦車」や「おばけ大根」など凶悪なモンスターもいる危険なエリアです。

特にマズイのが「天狗面山伏」によって速度アップしたモンスターが「タベラレルー」に追いつきレベルアップする展開。これが確認できた時点で即降りすべきですが、桃まんを投げ当てることで変身させられることは頭の片隅に入れておきましょう。

探索したい場合は「おばけ大根」対策としてモンスターに変身しておくといいですね。倍速行動できるものだと尚良し。

■19-21F

「タベラレルー」ゾーンその2。モンスターの種類は減るものの、飛び道具が効かない「魔炎入道」や「ガイコツまじん」などが危険なエリア。

ここは変身せずドスコイ状態で探索するのがおすすめ。飛び道具で「タベラレルー」と「飛びピータン」も狩りやすいですし、杖や巻物で「魔炎入道」も処理しやすいです。

ただ、変身自体は「ガイコツまじん」に混乱させられたときの回復に使えるのでお忘れなく。

■22-25F

24Fまでは「デッ怪」ゾーン。「タベラレルー」も相変わらず出現するので探索は基本的に危険なエリアなのですが、最序盤で「死の使い」や「パコレプキン」の桃まんを手に入れていて、まだ残っていればこれを使って逃げつつ、全部屋探索を目指すのもあり。

新たに登場する要注意モンスターは「スーパーゲイズ」。飛び道具で処理するのがベストですが、どうしても隣接して処理しないといけない場合、モンスターに変身するのがおすすめ。特技で催眠状態にされても、変身していればアイテムを勝手に使用することはなくなります。

ラストフロアに関しては、基本的には逃げの一択。注意点としては「デブータ」と「デブーチョ」の石攻撃は壁の中にいても当たるので「パコレプキン」に変身する際には残りのHPに常に気を配ること。

■まとめとあとがき

ここまでお読みいただきありがとうございます。最後にここまでの内容をまとめてみます。

【攻略のポイント】
・モンスター変身中は装備の数値だけがステータスに反映される。
・使い捨ての剣盾はモンスターに変身すればデメリットを打ち消せる。
・おにぎりは満腹度上限値アップに使い、桃まんを食料として使う。
・桃まんは投げることで敵を変身させられる。
・序盤でしっかりとおにぎりと矢を稼いでおく。
・終盤に「デッ怪」が出現するので石は幾つか残しておく。
・混乱などの状態異常は変身・変身解除で回復できる。

【各フロアの方針】
■1F:盾を探しつつ敵を倒して桃まんを出来るだけ拾う、
■2-4F:アイテムとおにぎりを稼ぎつつ「死の使い」と「パコレプキン」の桃まんを狙う。
■5-7F:矢稼ぎ。探索時は「毒サソリ」対策として、モンスターに変身しておく
■8-10F:敵が一段強くなる。8Fで「デブータ」を倒す以外はモンスターに変身して、満腹度を節約する
■11-15F:ドスコイ状態で探索。弓矢で削り直接攻撃でとどめを刺していく
■16-18F:危険地帯。「おばけ大根」対策として変身状態で進み「タベラレルー」が倒されない内に降りる
■19-21F:ドスコイ状態で探索。「タベラレルー」と「飛びピータン」を出来るだけ倒す
■22-25F:「デッ怪」ゾーンとラストフロア。「死の使い」と「パコレプキン」の桃まんが残っていれば使って逃げる。ただしラストフロアでは「デブータ」の石攻撃に注意

【おにぎり稼ぎ】
条 件:防御力と「にぎり見習い」の桃まんを確保している
内 容:「にぎり見習い」に変身し、敵モンスターをおにぎりにしつつ、敵の「にぎり見習い」におにぎりを大きなおにぎりにしてもらう
注意点:同時に二体を相手取るので被ダメージ量を管理する

【矢稼ぎ】
条 件:「ボウヤー」または「クロスボウヤー」の桃まんがある
内 容:壁に矢を撃っては拾っていく
注意点:攻撃力が高いので桃まんにしようとして殴り合いに負けないようにする

何度か挑戦していて思ったのは、序盤で準備さえ出来ればそれ以降は安定するという点。実際、私のデータの危険度を見てみると冒険失敗の殆どは6階までに集中していました。

▲ちなみにこれは数少ない例外。呪われてるとは思わないじゃないですか!

防御力が確保できていないのにおにぎり稼ぎをしようとして殴り倒されたり、ボウヤーをレベルアップさせようとして矢でぶち抜かれたり。みたいな倒され方が多かったように記憶しています。盾はそれなりに出やすいとは思うんですが、出ないときは本当に出ないのがこのゲームですからね。こればかりは仕方がないです。

ただ、序盤の稼ぎ方さえ覚えてしまえば、使い捨ての剣盾と変身の組み合わせや、強力な桃まんで有利に立ち回る独特な面白さがあるのも確か。稼ぎさえしっかりと出来ていれば使い捨ての盾が無くてもクリアできることは確認済みなので、これを参考に一人でも多くの風来人がこのダンジョンをクリアできれば幸いです。

旅の神クロンの追い風を!


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■おまけ:「パコレプキンの桃まん」を使いこなすには?

ここでは「パコレプキンの桃まん」について補足を行います。テクニックの一つではあるんですが、このダンジョン特有のものではないのでおまけということで。

まず、壁の中を移動できるというのは勿論強力なんですが、デメリットとして壁の中にいる間は毎ターン「最大HPの4%」分のダメージを受ける仕様になっています。

なので壁の中にずっと居続けることはできず、普段以上に最小限の行動を意識しなければならないわけですが、壁抜け状態自体がレアケースなのでぶっつけ本番で効率的な動きをするというのもなかなか難しい。そんなわけでここで幾つか例を挙げてみます。

◇角を使った移動と攻撃

壁抜け状態ではこういった角もダメージを受けること無く通ることが可能です。一度の角抜けで1ターン分の距離を確実に稼げるので逃走にも使えますね。

角抜け移動で1ターンを稼げば、一方的に攻撃することも可能。特にこのダンジョンでは「使い捨ての剣」のステータスを反映した状態で攻撃できるのでかなり有用です。

◇追跡の振り切り

▲右往左往する洞窟マムル

一定の要件を満たすことで敵の追跡を完全に振り切ることも可能です。画像を交えて説明してみます。

まず、上の画像のように通路で壁に入った場合、敵は「こちらが壁に入った地点」から一番近いマスを中心に、左右2マスのみをランダムに移動します。画像の赤い枠で囲った部分です。

通路の中で敵が視認できるのは行動範囲プラス1マスなので、青い枠で囲った位置はまだ危険。敵の移動範囲や視認できる範囲にもなっていない緑色の枠の部分に出るようにするわけです。

▲原理さえ分かれば、縦の通路でも
▲通路の角でも追跡を解除できます
▲縦通路における赤、青、緑枠
▲曲がり角での赤、青、緑枠

手探りで検証したのでもしかしたら正確な仕様ではないかもしれませんが、完全な間違いということもないはず。あとおそらく壁抜けの腕輪でも同じことが出来ると思うんですが、まだ発見していないのでそちらは未検証です。

では今度こそ終わります。最後までお読みいただきありがとうございました。

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