確か30分くらいずっと喋ってらっしゃったんじゃないだろうか。その間全く飽きなかったので、芸人さんってすごいなぁ。

せっかくコラボ企画なので「亜生さんが好きなフジファブリックとアジカンの曲」というネタをされていた。フジファブリックが「君を見つけてしまったから」、アジカンが「未来の破片」。「君を見つけてしまったから」はライブでもほとんど演奏されたことがない曲で、何なら両A面の「音の庭」の方が演奏されてるくらいなのだが、そこをチョイスするのかー。
この2曲を亜生さんがちょっと歌った時に、後藤さんの歌い方を明確にイジリに行って突っ込まれていた。「つﾝないでぇ〜いﾝたいよ〜」って歌ってたもんね。ご本人が聴いてるのに芸人さんてハート強いな、と思った。

「君を見つけてしまったから」はそんなに、似てないモノマネで笑いを取りに行く感じの歌い方ではなかった。そも山内さんの歌い方は特徴を挙げにくいからかもしれない。特徴を掴んでマネしづらい声だと思う。後藤さんの歌い方に寄せて他人が歌うと、似てなくても「誰のマネをしようとしているか」はわかる。山内さんに寄せようとしても「それマネしてたの？」って聴いてる方がなりそう。

別にどっちの歌い方が良いとか悪いの話ではない。私自身は山内さんの声や歌い方を「面白い（興味深い）なぁ」と思って聴いている。なので、上記の内容も誉めているつもりである。

漫才が進むにつれ「亜生さんの好きな曲」は混迷の様相を極め、「アジカンの徒然モノクローム、フジファブリックの遥か彼方」「アジカンのThriller、フジファブリックのBeat It」等々が飛び出したのだが、いやむしろ聴きたいよ、アジカンの徒然モノクローム。フジファブリックの遥か彼方。せっかく対バンなら互いが互いの曲を弾いたり、一緒に弾いたり…が聴きたかったな。今回はそういう演奏はなかったが。

ここの件で加藤さんがイジられてた気がする。ダイちゃんは漫才を通して特に触れられていなかった。なんで。イジりにくいのかな。一番イジってほしそうな人だけどな。一番ガチギレかガチ凹みしそうな人でもあるけどな。

ツボにハマったのが、亜生さんがバンドマンよろしく妙な間で山内さんの水を飲んだところ。よく見えなかったけど亜生さんの水なのか？亜生さんが「間接キス」って言ってたから山内さんの水だと思った。勝手に飲んでて面白かった。

昴生さんが亜生さんに「ドラマー顔」って言われてたけど、私はなんか納得いかない。私にとってすぐに思い浮かぶドラマーの方は伊藤大地さんとか玉田豊夢さんとか城戸紘志さんとか、シュッとされてるイメージなので。あとBOBOさんもいるけどBOBOさんは昴生さんじゃなくて笑い飯だし（笑い飯ではない）。
世間一般のドラマーのイメージって昴生さんなんだろうか。うーん。日本の有名なドラマーって言うと例えば、村上"ポンタ"秀一さんとか？
うん。ちょっと納得しました。ちょっとだけ。

ところで、以前に昴生さんが結腸炎で入院した後のインタビューによると、昴生さんは寝る前にヨーグルト飲んでるそうで（今現在もかは知らない）。
朝ご飯みたいなもん夜に食べてるのが昴生さんで、朝ご飯みたいなもん夜に食べてるって昴生さんに漫才で言われてるのが亜生さん。ややこしいわ。
「体調管理ができないなんてプロ失格」ってお二人とも漫才中に言ってましたからね。どうぞ十分な休みを取りつつ自分第一、相方第二で健やかに漫才を続けてほしいですね。

「一日3食いらない、お腹減らない」「徹夜で曲作った」とか言って不健康自慢するような人なんてプロにあるまじき意識の低さですよね！おまけに自分たちが主催する予定だったフェスに穴あけるなんてもう言語道断ですね！みんなどんだけ悲しかったと思ってるんだ。健やかに生きて歌いやがれバカヤロウこの野郎。

などということを転換中に考えたりした。

そうそう、フジファブリックには「腸炎と空目する」と名高い（確かメンバーも認めた）「陽炎」という曲があるのだが、奇縁に感じる。
フジファブリックが腸炎みたいな陽炎やって、昴生さんが陽炎みたいな腸炎

いやなんだよ陽炎みたいな腸炎て。