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【自己紹介】トロントへ家族移住+現地就職

ご覧いただきありがとうございます。
2024年3月よりカナダのトロントへ渡り、アラサーで移住生活を開始しました。
今回は自己紹介として以下の目次の通りお話ししたいと思います。

経歴

1991年生まれの32歳です。日本生まれ日本育ち、大学卒業までずっと地元の国公立、新卒で交通インフラ系の会社に入社しました。
社会人8年目の時に社費留学の機会をいただき、トロント大学でHR (Human Resource Management)の修士号を取得、2023年に帰国しました。
その後、「カナダへもう一度」という思いが捨てきれず、現地会社に応募。ご縁があり、2024年4月から入社します。

プライベートでは妻と子の3人暮らしです。上記留学時も一緒に渡航し、カナダでの時間を過ごしました。

なぜ移住を決めたのか

集約すると、以下2点になると思います。

1.インクルーシブな国民性
トロントは移民国家カナダの中でも経済の中心地として世界中から人が集まっています。町を歩いていると、英語以外の言語が当たり前のようにそこら中で飛び交っています(私が都市部に住んでいるというのもあると思いますが)。そんな環境なので、みんな違うのが当たり前。私がアジア人であっても、訛った英語で話していても、対等にコミュニケーションを取ってくれる人が大多数だと感じます。

そもそもネイティブカナディアンの中でも両親や祖父母等が移民としてやってきたケースは多く、個々のバックグラウンドは見た目で判断できません。これは考えてみれば当たり前の話なのですが、自身がいかに偏った見方で30年弱過ごしてきたのか、こちらに来て痛感しました。

こうした「ジャッジしない」価値観は私にとって心地よいもので、自分らしく気楽にいられる環境に惹かれました。

2.モノ→ヒトへの価値観の変化
トロントはカナダ随一の都市ではありますが、それでも人口は約280万人(2021年。Statistics Canada参照)と、東京と比べて遥かに少ないです。遊ぶところ、食べるところ、見るもの、医療体制、交通の利便性、どれを取っても日本の都市部がいかに充実しているか感じずにはいられません。

けれど、こちらで暮らす人は、人のつながりを大切に、上手に人生を満たしていると感じています。誕生日パーティなど文化的な集まりはもちろんですが、子どもが体調を崩したときなど、近所に住む友達家族から、「〇〇の薬があそこのドラッグストアに入ったよ!」「うちに薬あるから手元に無かったら言って!」など温かい手を何度も差し伸べてもらいました。
公共交通機関や商業施設を利用していても、エレベーターが無いなど不便に感じることは多々あります。けれど、近くにいる人が自然と助けを貸してくれるので、そのおかげで生活がまわっているように見えます。

こうした環境に囲まれて暮らす中で、自分には思っていたほどモノへの執着が無いことに気が付きました。それ以上に、ヒトの繋がり(知人でも、見知らぬ人でも)で感じる温かみが有難かったという感覚でしょうか。何でも手軽に揃う日本の便利な生活が素晴らしいのは間違いないのですが、私にとってその優先順位が昔より下がったという事なのかもしれません。

今後の展望

冒頭に書いたように、4月1日より新しい会社で再チャレンジが始まります。帰国子女でもない自分にとって英語の壁があるのはもちろん、働き方やコミュニケーションの取り方も違う環境で仕事するのは相当の苦労も伴うでしょう。それでも、アラサーにして新入社員のようなワクワク感を感じられるのは幸せなことだなと感じています。

永住権取得のために語学力の証明も必要ですし(先週CELPIPを受けてきたので、結果出たらまたお話ししたいと思います)、課題は山積です。けれど、「やらない後悔よりやる後悔」(尊敬する先輩にいただいた言葉です)、前を向いていきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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