見出し画像

認知症の介護

今朝,仕事にいく前に、母の所によると、母はすこぶる機嫌が悪く、会話ができません。

おはようといってもムスっとして言葉がかえってきません。

やはり外鍵かな。・・・そう思い、玄関までいくと、きっとハサミや工具を使ってドアをこじ開けようとしたのでしょうか?無数に傷があります。

人間には人権もあり、尊厳もあります。

鍵をかけられるってことは幽閉されるようなことになりますので、閉じ込められるという事です。もし僕が母の立場ならきっと耐えられないかもしれません。

母も同じ気持ちでしょう。

なんで鍵をかけるの?なんででれなくするの?

もう何度説明したことでしょう・・その都度マンションの共同玄関がカギがないと開かないことや、中にはいってくれなくなったら危険で危ないことなどを説明しているのです。

認知症の母には記憶という事ができません。その場で納得をたとえしたとしてもその数時間後にはまた忘れてしまうわけです。

在宅での限界。

おそらくここがラインなのでしょう。ここのラインをもうすでに超えたと考えていいのだろうと思います。

ここ一カ月くらいの間に、何人もの方に在宅のラインを越えていますよ、ここがラインだと思います。

こんな話をされました。

僕も、それは納得し次に入る施設を探さないといけないなと思っていたのですが、そんな悠長なことを言っていられる状況ではなくなってきています。

朝にケアマネージャーと話をして、言われました。

渡邊さん、決断が必要なことかもしれません、在宅では一刻も猶予はないかもしれません。

玄関があかないと、今度は窓を開けるかもしれません。

二階なのですから、危険です。

とりあえず、緊急避難的に老健施設にショートステイをさせたらどうですか?

完全に住居を移すのではなく、慣れさせることも必要かと思いますよ。

その通りかもしれません。慣れてもらっていく必要はどうしてもあるでしょう。

もはや納得させるさせないじゃないのでしょう。

父が亡くなった時に、母はお父さんは、急死だったから誰にも迷惑はかけなかったね・・・

私は認知になる前に、施設にはいるとするよ。あんたに迷惑はかけられない。

父は突然死でした。朝起きたら亡くなっていたんです。

認知にもならなかったので、ある意味迷惑はかけなかった。

母は、その時はそう言っていたのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?