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コロナになって家出するしかなかった話

ついにこの時がきました。
数日前になんかだるいな。。。微熱があるけど、上がったり下がったり、
のども痛くはないけど、倦怠感で動けないこと約二日。。。
一応、抗原検査しとくっかな。。で出た結果は、コロナ陽性

もともと家が狭いから私の個室はない。
辛くて寝込んでいる二日間も、誰も心配してくれないし、
家事もかわってくれなかった。夫も、子供たちも。
 
無職だからしかたないか、と家事や犬の散歩をこなす。
が、どうも辛くてフラフラ、、、犬の散歩中に涙が出てきた。

コロナが陽性なことを言ったら夫に何てをいわれるか怖くて言えなかった。
『どこで感染したんだ。ふざけんな』と言うからだ・・・

小学生のころ、熱を出すと母親にひどく怒られたことを思いだす。
共働きで忙しかった母は
『会社休まなきゃいけないじゃない!』
と私をひどく怒鳴りつけ、熱を出す私に一日中文句をいっていた。

子供の頃の私はいつも熱を出してごめんなさいと泣きながら思っていた。

コロナになると、隔離も必要で食事運んだり、家の消毒をしたり
負担が増えることがわかっている。
夫や子供たちがコロナ感染したときの看病がとても大変だったからわかる。

それを夫が私のためにやってはくれないだろうし、
手間かけさせやがって、と言われるだろうなとおもった。

私はLINEでコロナ検査が陽性だったから家をでます と旦那に言って、
キャリケースに荷物をつめて家を出た。

子供たちには家族内感染させないように、しばらくホテルにいるねと伝えた中学生の二人だからお弁当は作れなくてごめん。だけど仕方なかった。

駅についてホテルを探し、少し郊外なら3500円ほどで泊まれるビジネスホテルを発見。
コンビニで水やおにぎりを購入してホテルに籠った。家を出るときは37度代だったけど、38度に上がっていた。ふらふらで涙がでた。

感染してるときに外なんてでるな!
と思う方もたくさんいると思う、、だけどコロナや、もしくは体調を崩すと家族に叱責されるから、心を守るために家を出ました。
ごめんなさい。

しかし、ホテル生活は最高だった。。。
家事をしなくてもいい、自分だけの時間。
一日中ベッドでゴロゴロできるなんて何十年ぶりなんだろう、、
最高すぎた。

もうずっとここにいたいと思った。

だけど。夫は『ホテルなんてお金かかるから帰ってこい!
リビングのソファーで寝ろ』とLINEが来た。
やっぱり夫も自分の部屋はベッドは貸してくれないようだ。
ソファーで寝るよりもホテルのベッドがいいに決まってる。

家族はどうせ、家政婦がいなくなったくらいにしかおもっていないだろう。
家にいたら、やることは山のようにくる。

大丈夫?と心配してくれるような子に育たなかった子供たちも
また私の心を重くする。

子供たちや夫が感染したとき、一生懸命お世話したのにな。。

熱は37度まで下がった。
でもあと一晩だけここにいたい。ということで延泊。
帰ったらまた奴隷のような日々が始まる。

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