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樋口円香が好きだ

樋口円香とは、アイドルマスターシャイニーカラーズ(以下、シャニマス)というゲームに登場するアイドルである。
登場当初から認知していたわけではないので最近の印象しか分からないが、アイドルマスター全体で見ても非常に注目されており、人気の高いキャラクターであることには間違いないだろう。

私が彼女に出会ったのは、友人にシャニマスのゲームの攻略方法を教えてもらったことがきっかけだった。
シャニマス自体はリリース当初から登録はしていたものの、初期のWINGシステムの難解さからリセマラをしたきり放置していた。
実はBRILLI@NT WINGシリーズはCDで揃えており、1stライブにも参加したが、やはりゲームが難しいことと熱を入れているキャラクターが他マスにいたこともあり、そのままシャニマスから離れてしまっていた。
ストレイライト以降のメンバーはよく分からず、なんとなく食わず嫌いで避けていたこともあり、同じアイドルマスターシリーズを追っていたにも関わらず樋口円香の名前すら知らなかった。

社会人になり、新しいゲームを始めたいと思っていたタイミングで友人と会う機会があったため、シャニマスの攻略方法を教えてもらった。
友人がハマっているユニットはノクチルというらしく、アイドルへのやる気がない幼馴染ユニットらしい。
正直これだけ聞くと彼女たちをプロデュースする気にはならなかった。
アイドルマスターシリーズはそもそもアイドルとして輝いていく過程を見届けるコンテンツだと思っている。もちろん中には、当初はアイドルなんて目指しておらず、スカウトをきっかけに流れでアイドルになったキャラクターは何人もいた。それでも彼女たちは彼女たちなりにアイドルとしての目標を見つけ、高め合い、成長していく過程をユーザーに魅せてくれていた。
ノクチルというユニットはアイドルになっても目標が特になく、話を聞けば生放送で童謡を歌ったらしい。意味がわからない。シャニマスのコンテンツプロデューサーは何を考えてるんだ?と嫌悪感さえ覚えてしまった。

だが、そのような嫌悪感はゲーム開始して数秒で消えてしまった。
まず、ビジュアルが非常にいい。
忘れていた。シャニマスはそうだ。非常に私好みのイラストだった。
そして動く。2Dの状態で動いている。心地良い。
まず私は友人が勧めてきた浅倉透をプロデュースした。


見た目からシンデレラガールズの速水奏と高垣楓を合わせたようなクール系カリスマキャラかと思っていたが、180度くらい違った。
そして友人の言う、生放送で童謡を歌った問題児はこの人物だった。

次に樋口円香をプロデュースした。
浅倉透の相棒なんだろうな、という第一印象だった。正直その程度だった。
だがWINGをひと通り終えた段階で私は彼女の虜になっていた。


罵倒にも聞こえるような冷たい物言い。アイドルという仕事に対する警戒心や言動から読み取れるリアリストな性格。にも関わらず、何故か好んでミスター〇〇という言い回しを多用するなど、何かとロマンのある表現をするキャラクター性。
とにかく、キャラクターとしてのバランスが良い。個人的にツンデレキャラの物言いは不快で嫌いだったが、樋口円香からは何故か不快感が感じられなかった。
可愛い、いじらしい、もっと言ってくれ、と、彼女の言動を求めずにはいられなくなってしまった。
まだ20年にも及ばない人生経験を達観視していて、一回りは違うであろう大人に噛みついてくる姿。それも、ただ子供が喚いているわけではない。彼女は賢く論理的なため、割と的確で傷つくのである。

完全に彼女に惚れてしまい、私の生活は大きく変わってしまった。
毎日一度は樋口円香の声を聞かないと気が済まない。彼女に関する考察、二次創作、まとめサイト、あらゆるものを読み漁った。
学生時代から百合畑で育ったため、彼女が幼馴染に向ける感情というのは非常に刺さり、そちら方面の二次創作を毎晩読み漁ってから寝る日々になった。
正直、彼女の魅力を今の自分の語彙力で表現するのには限界がある。
とにかく、非常に魅力的なキャラクターである。
彼女を生み出してくれたシャニマスの企画の方々、髪型・顔・スタイル全てにおいて完璧な姿を考えてくださったキャラクター原案の方、素晴らしいビジュアルを毎度提供してくださるイラストレーターさん、そして抜群の表現力で彼女に生命を吹き込んでくださる土屋李央さん、すべての方に感謝したい。
樋口円香をこの世に生み出してくださり、本当にありがとうございます。
これからも貢ぎ続けますので、どうか、6thライブでは広い会場をおさえてください。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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