香月先生が使っている中飛車対策の対策

はじめに

日記、記録という位置づけで、2024年3月現在で、中飛車党の私が使っている、中飛車対策への対策をまとめようと思います。
1年後にこのノートを見返してどう棋風が変わっているのかとか自分で楽しむ目的です。

現在の棋力:ウォーズ二段、81道場三段

想定する読者

  • 半年後 ~ 一年後の自分

  • 中飛車対策の対策を知りたい人

  • 「中飛車対策の対策」の対策を練りたい人

対抗形(対居飛車)

超速37銀

王道の銀対抗を使用しています。
先手中飛車と後手ゴキ中は結構違う戦法らしいですが、私の棋力が追いついていないので、先手でも後手でも銀対抗することが多いです。
居飛車には確実な仕掛けがあり、中飛車はそれを待つことが多いです。居飛車が動いたところを反撃する将棋になります(と思っています)。

THE 定跡

対後手超速

後手超速には56銀・66銀型(名称不明)をたまに使っています。
△73桂に▲56銀と上がって居飛車の仕掛けを封じるやつです(下図参照)

右銀「俺が行く!」 玉「右銀くん!?」

△73桂じゃなくて△72飛ならどうするねんという話ですが、それには▲56銀ではなく▲38金と木村美濃にして、居飛車からの△75歩の仕掛けには、中飛車にも反撃手段があるので大丈夫(だったはず)です。

先手は2枚の金を玉にくっつけたら(38金+47金とか)、▲79飛と回るのが狙い筋(下図)です。

玉「こういうお城も悪くない」

こうなるなら▲56銀上がった甲斐はありそう。

△63銀型(▲47銀型)

63銀型は、下図のような戦型です。

54の地点を右銀で受けつつ、囲い(※)はお好みで組んでいくスタイル
※左美濃、雁木、玉頭位取りが主流

これには石田流組み替えを採用しています。
振り飛車は▲66歩~▲68飛で6筋攻めを見せて△73桂を受けさせてから▲78飛と回るのが主な狙い。

「将棋は桂頭を攻めるゲーム」

7筋の歩交換~▲76飛が間に合うと振り飛車の方針が分かりやすくなります。
▲65歩や▲77桂、▲48角から端攻めなどが主な狙い筋です。
居飛車も△86歩や△42角が有力で評価値的には互角らしい。

互角だけど居飛車党でも振り飛車持ちたい人多いんじゃないかなって気がします(本当か?)

一直線穴熊

超速とのニ大巨頭、直穴。中飛車対策として結構人気な印象のある戦法です。これには相穴熊を採用することが多いです。たまに美濃。

相穴熊は居飛車・振り飛車双方とも、駒組みにバリエーションがあるので、自分の中で定跡化できておらず手順が変なので、もう少し体系化したいです。
相手の形によりますが、石田流組み替えか右四間飛車にするのを好んで指しています。

△51銀には、▲75歩~▲48銀~▲56飛~▲76飛として石田流組み替え
△64歩~63銀には、▲56銀~▲48飛~▲58金として右四間飛車

右玉系

密かに人気を博している中飛車対策、右玉(こいなぎ流含む)
これには、▲69飛型(仮)を使うことが多いです。実は59飛のままの方が良かったり、囲いを▲48金にするか48銀にするかだったり研究の余地が沢山ある戦法。もう少し体系化したいところ。▲66歩はすぐ決めずに▲66角から左雀刺しも有力なはず。
他には▲45歩速攻もたまに使います。短い将棋だとそこそこ刺さります。

右玉の主な狙いは、△13角・△33桂・21飛からこちらの玉頭に殺到してくる狙いが多いです。
なのでこちらも玉頭に殺到しようという戦法です。

対振り飛車(相振り)

中飛車は相振りにおいてはあまり良い形とはされておらず、左に囲う中飛車左穴熊や中飛車天守閣美濃などの戦法もありますが、筆者はあまり採用していません。特に理由はないです。1年後は指してるかも。

大体の角道保留して57銀上がってから向かい飛車にするのを採用しています。
以下の条件を満たそうとすると57銀型向かい飛車が自然な組み方になると思っています(他にあったらごめんなさい)
・相手が居飛車だった場合に5筋位取り中飛車にする
・相手が居飛車と確定するまでは55歩の位を取らない
・相手が振り飛車だった時に左玉系(左穴熊、中飛車天守閣)にはせず相振りにする

ここで△88角成には▲同飛として手損なしで向かい飛車にして満足。

角交換拒否

角交換拒否には▲77角 or ▲66角から向かい飛車にしています。▲77角、▲66角は気分で決めています。どちらも有力。

序盤早々に手損していくぅ

数手前に▲58飛と指したのに、▲88飛とするなんて手損過激派大激怒なところですが、形の違いはあれど▲88飛は多くの場合、最善~次々善手くらいの手になります。居飛車が強いんだから88飛が強いのも頷けます。

▲77角と▲66角は多くの局面で、評価値は微差のようです。▲66角は角追われがちなので、ちょっと神経使います。
▲77角は角が安定しますが、後々▲66角から端攻めしたい時にまた手損になるのが悔しいところ。

角交換歓迎のパターン

相手が角交換を拒否してこなかった場合は、向かい飛車への振り直しを含みにして駒組みを進めることが多いです。
▲35歩を決めてくれた場合は自分から角交換することが多いです。
手順は体系化できてないので、1年後の自分に期待ですね!

角替えちゃおっかな~どうしよっかな~~

三間飛車以外の場合

なんと同じ作戦を三間飛車以外にも流用しています。
向かい飛車の場合はほぼほぼそのまま使えます。
四間飛車の場合は▲57銀が歩交換を防いでいるので良しとしています(本当?)

それ以外の戦型

私は後手番でも2手目△56歩を採用しているので、ワケワカラン奇襲はあまり食らうことなく、メジャーな戦型に落ち着くことが多いです。
(ここ半年くらい筋違い角に遭遇しないな~と思ってたけど、角道空けてないからだった)

まとめ

いかがでしたか?
一年後、自分でこの記事を読み直した時が楽しみですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?