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備忘録01:山田怜司のヤングサンデー①

まずはここ数年間で一番楽しい時間を感じるコンテンツについて。
「山田怜司のヤングサンデー」
テレビでもラジオでもなく
毎週土曜日19時ごろから生配信している半分有料のネット番組です。
ネットでうろうろしていたら偶然出会ったこの番組について
ちょっと書いていこうと思います。


山田怜司先生

冠の山田怜司さんという方は私より10歳ほど年齢が上の56歳の漫画家さんです。
この時点で持っていたのは91年から97年まで連載された「Bバージン」という作品。
主人公のオタクが姉と妹に当時でいう「モテ男」に仕立て上げられ
恋愛や他者との交わりの中で本当の自分に目覚めていくという成長ストーリー漫画。
ギャグが随所に入っていて主題のわりに軽い気持ちで読んでいました。
かなり好きな作品だったのですが
ただそれを読んだだけで20年以上経過。
ここまではたくさんいる好きな漫画家さんの一人という存在でした。

ネットで再会

ある日
YouTubeでエヴァンゲリオンの考察動画を何気なく見てると
「山田怜司」という人の動画がおススメに出てきました。
久しぶりに見た名前に懐かしさを覚えつつ
「山田怜司」と「エヴァンゲリオン」という単語の結びつきの無さに
どういう動画になっているのかな??と興味を持ったのを覚えています。
ここでポチっとマウスをクリックしたのが今思えば分岐点でした。

ヤングサンデーとの邂逅

「ヤマダレイジのヤ~ングサンデ~」という出だしで始まった動画。
有名作品なのでいろいろな角度でこの作品を解説・解析したものはあったしまたそのすべてを見ていたわけではもちろんないのですが
いままで触れてきたどの解説とも違う切り口に驚いたのを今でも覚えています。
オカルト的でもなく難解な用語解説でもなくキャラ萌えでもない
当時の時代の空気感や歴史的背景をベースに作家の心情をくみ取って
作品に反映させながらクリエイター目線で本質を紐解いていく手法。

1時間ほどの動画を見た後
これはえらいものを見てしまったのではと感じました。
なんとこの後続きがあると…。
しかもニコ動で有料…。
有料?

いままでネットの有料会員になったことがなく
なんとなく抱いていた怪しげな感じ抵抗が無くはなかったのですが
もうこの続きを聞かざるを得ないぐらい気持ちが傾いているのを感じ
退会手続きの確認を事前にしつつ初の有料会員に。
即続きの動画に突入してさらに深堀した内容に圧倒されながら動画終了。
ものすごい情報量。
脳内が久しぶりに活性化しているのが感じられました。
すぐにリピート再生2周目。
この日がいまから約3年前。
ここから子供が生まれたときの生活変化以来の生活習慣の変化がスタートし
今に至ります。

ここで1つの疑問が。
この番組には怜司先生以外にレギュラーメンバーが3名いらっしゃいます。
みんな見たこともない人たち。
この人たち誰だろう?

ヤンサン世界

ヤンサンで取り上げるテーマは
漫画や前述のアニメはもちろん
映画・音楽・アート・宗教や環境問題など
怜司先生の興味のあるものを中心に多種多様。
バラバラなテーマに見えて共通して言えるのは
何を取り上げてもそれに携わる「人」の話になること。
技術論や知識披露宴になりがちなこの手のテーマを
そこに至るまでの歴史・系譜の縦串に刺さった「人」を深堀していくで
独特の「なぜそうなっているのか論」を語っていきます。
さらにその時代に流れていた共通の空気感という横串の2本を刺して
論が立体的になっていく展開。
ときにそれは強引では?という論もありますが
それを含めて構築されている「ヤンサン世界」の住人の末端でいることが
今の自分の成分表示のを見ると結構な部分を占めていることに
しばらくしてから気付かされました。

そこで出てくるのがこの世界を構成している先に触れた怜司先生以外3人
・清水大輔さん(松本の美容師)
・久世孝臣さん(詩人)
・奥野晴信さん(?)
先にふれたとおりみんな知らない人たちでした。

②に続きます

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