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命懸けの離婚~リアルミステリー~#1


わたしが結婚をして11ヶ月のこと…突然やってきた『抗NMDA受容体脳炎』300万人に一人の確率の病気。離婚までの約3年間…
命懸けの離婚までの間に起きたノンフィクションの話です。
ここでは前の旦那さんを『マエダさん』と呼びます。

婚姻届を書いた両家顔合わせの日…
両親初めて顔合わせをしたので、結婚式の話や子供の話も出てきて盛り上がり、お酒も進んで婚姻届を書き始めた時に…



義父『離婚したらお宅に火をつけるからな!』

義母『息子は〇〇が好きなの!料理出来る?宜しくお願いしますね。』

お酒が入っていたからだろう…と思いながらも、婚姻届も書き終えて判を押しヒヤヒヤした私と両親。

幸せな結婚生活がスタート!楽しみだなぁと思っていた頃の話です。
私の実家よりも義理両親の方が近い所へアパートを借りました。
(義母とマエダが決めたアパートに入居)

ある日、義理実家へ行くと…

義母『婚約指輪要らないんだって?これなんだけど良かったら…』

パカッと指輪のケースを開けた義母!
シルバーリングでこれは婚約指輪!!

なんと素敵なお義母さん!!

…義母『これね、私とお父さんが使ってた指輪なの!伝統で使って♡』

内側には、義理両親のイニシャルと結婚記念日が!!
おしいことに、私と義母のイニシャルは一緒だけど、義父とマエダのイニシャルが違う!!記念日なんて西暦から違います!

私『お義母さん、お気持ちとても嬉しいですが、さすがに大切な物だと思うので頂けません!お気持ちありがとうございます♡』

入籍してから1ヶ月半後…
マエダ『結婚指輪を買いに行こう!』

私たちはハンドメイドの結婚指輪にしようと話していたので、この日が楽しみでした。
沢山探した中でお気に入りのお店へ行くと…

店員さん『結婚指輪という事ですが、どうされますか?』

マエダさん『自分のは自分で作ります。』
私『…結婚指輪ってそういうものなの?相手のを作るのかと思っていたよ。』
…そう思っても本人には言えない状況!
本人がどんな指輪を作ろうかとエプロンつけてリング制作に取り掛かるマエダさん。

作る前にマエダさんから言われたのは…
『俺、センス良いからさ!!』

マエダさん、かっこいいイメージが湧いてくるって作る前に言っていたもんね。
ハンドメイドにしよう!という時点でわたしにではなく、既に自分の指輪を作ろうと思っていたのか!

お店では、結婚式用の指輪制作中のDVDを作ってくださり、出来上がりはお店側できちんと指輪を調整してくださり、届くまでに1ヶ月程でした。

わたしなりに素敵な結婚指輪出来た〜!と思っていると…お会計。

店員さん『お会計はどうされますか?旦那様、奥様こちらの金額となります。』

マエダさん『あ、別々です!』
私『…別々で宜しくお願い致します。』

きっと彼は何か考えてるんだろうな♡と思っていた私でしたが…その日は指輪制作して帰宅。

結婚式はどうなるんだろう…楽しみなワクワクから変なワクワクになっていた私。

みなさん、お気づきでしょうか?
不思議な点がたくさん…
どんどんマンガの様なストーリーが始まります。【第2話へつづく。】

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