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光合成(Photosynthesis) インスト

上から読めばゲームの導入が行えるはずです。
実際に説明する際は画像を元に、現物を利用するかこのページを見せてください。

ゲーム概要

このゲームは、blue orange(https://www.blueorangegames.com/index.php/games/photosynthesis)から発売された、植物の光合成をテーマにしたボードゲームです。

ゲームシステム概要は以下のとおりです。

  • このゲームは、陣取りゲームです

  • このゲームは、明確に敵対的な行動をするゲームです

  • このゲームは、ゲーム終了時に最も得点を獲得していたプレイヤーが勝利し、同点の場合、同点のプレイヤー全てが勝利します

  • このゲームは、ラウンドによりゲームが進行します

  • ラウンド中に、各プレイヤーはターンを持ち進行します

  • ラウンド毎の、各プレイヤーのターンは一回のみです

  • 各プレイヤーは、自分のターンで所有・保持しているポイントを使い、ポイントがあるかぎり何度でも行動できます。

  • このゲームは、以下の条件でゲームが終了します。

    • ゲームボード上の太陽が3週(ラウンドが3回終了)した時

光合成(Photosynthesis)のBGGランク

BGGのランキングの評価は、いわゆる普通の評価です。

BGG評価のスクリーンショット

ゲームのテーマ

公式の説明は以下のとおりです。

Several varieties of trees compete to grow and spread their seeds in the sunlight of this small, but fertile, forest. As each tree grows its leaves are touched by the sun’s rays, collecting Light Points and casting shadows on the surrounding smaller trees. When a tree reaches the end of its life cycle, players win points proportional to the richness of the soil the tree was rooted in.

https://www.blueorangegames.com/index.php/games/photosynthesis

意訳すると、以下のとおりです。

いくつかの種類の木々が、この小さいながらも肥沃な森の日光の下で成長し、種子を広げようと競い合っています。それぞれの木が成長するに連れ、葉は太陽の光に触れ、ライトポイントを集め、周囲の小さな木に影を落とします。木がライフサイクルの終わりに達すると、プレイヤーは木が根付いた土壌の豊かさに応じたポイントを得ることができます。

ゲームの準備

ターン中の行動を説明する前に、ゲームボードを用意します。

  1. 中央にゲームボードを配置します

  2. 各プレイヤーに以下の物を配ります

    • プレイヤーボード

    • ライトポイントマーカー

    • プレイヤーボードに対応する種チップ

    • 14本の木(小8個、中4個、大2個)

  3. プレイヤーボードにコマを配置します

    • 種チップ4枚を、対応する場所に置きます

    • 小さい木4つを、対応する場所に置きます

    • 中くらいの木3つを、対応する場所に置きます

    • 大きい木2つを、対応する場所に置きます

    • ライトポイントマーカーを0に置きます

    • 小サイズの木4つ、中サイズの木1つ、種チップ2個が余ります。これが初期資源となります。未購入の種・樹木と区別するため、プレイヤーボードの外に置きます。

  4. 裏面の葉っぱの種類ごとに、得点タイルの山を作ります。タイルの山は、一番上から一番下に向かって、降順になるように重ねます。
    (※ランダムではありません※)

  5. 太陽カウンターを、一番上が3、次に2、一番下が1になるように重ねます。このゲームは、太陽がゲームボードを3週するとゲーム終了です。ゲーム終了までのカウントをするために利用されます

  6. 適当な方法でスタートプレイヤーを選び、スタートプレイヤートークンを受け取ります。(ルールブックでは、最も若いプレイヤーが最初のスタートプレイヤー)

  7. 各プレイヤーは、ゲームボードの外周部(葉っぱ1枚のマークの箇所)の角以外の場所に、小さい木を順番に配置します。2回繰り返し、それぞれが2本ずつ小さい木を外周部の角以外の箇所においてある状態にします。

    インスト用の補足1:最初に配置する木の位置は、特に有利不利はありません。2本ともプレイヤーボードの近くでも、1本目の対角でも大差はありません。

    インスト用の補足2:以降で詳細な説明をしますが、小サイズの木同士が隣接する場合、太陽からみて影になる木はライトポイントを得ることができません。初期位置の太陽から見て、最も左の列の奥側の位置(ルールブックの配置例の奥側の青い小さい木)は、セットアップ時から妨害を受ける可能性があります。

  8. ゲームボードの少し黄色くなっている箇所が、太陽のスタート地点です。ここに太陽ボードを置いてゲームを開始します。

2人プレイ時のみのルール:葉っぱ4枚の得点タイルをすべて箱に戻します。ゲーム中に葉っぱ4枚の土地から得点トークンを獲得する時、代わりに葉っぱ3枚の得点トークンを獲得します。

ラウンドの進行

各ラウンドでは、まず太陽がゲームボード上の六角形のマス目の角を移動します。(ゲーム開始時の1ラウンド目は太陽の移動はスキップされます。)

その後、全プレイヤーは、現在の木々の位置に応じた、ライトポイントを獲得します。

インスト用補足:ライトポイントが実質的にゲーム中の行動ポイントです。最終的な勝敗には影響しませんが、ゲーム中に行える行動量に大きく影響します。序盤は、ライトポイントの獲得量を増やすことが重要です。

ライトポイントの獲得

ライトポイントは、太陽の光に当っている木ごとに、以下のとおり獲得し、合計値の分、プレイヤーボードのライトカウンターを上昇させます。前のラウンドでポイントを残しており、保持していたポイント数と今回獲得したポイント数の合計が20を超える場合、数値は20で止まります。

  • 小サイズの木:1ポイント

  • 中サイズの木:2ポイント

  • 大サイズの木:3ポイント

小サイズの木は、太陽からみた直線上に1マスの影を作ります。中サイズの木は、太陽からみた直線上に2マスの影を作ります。大サイズの木は、太陽からみた直線上に3マスの影を作ります。

木の影となっている箇所で、影を発生させた木と同じかそれよりも小さい木からは、ポイントを得ることができません。木の影となっている箇所で、影を作っている木よりも大きい木は、通常通りポイントを受け取ります。

木の影になっていて、ポイントを発生させていない木からも、他の木と同じように影が発生します

インスト用補足:一人ずつ計算しないと、得られるライトポイントの数が解らなくなるので、全員で各プレイヤーの獲得するポイント数を確認してください。

インスト用補足:太陽の光が当たるかの判定において、全ての木々は木の色を問わず判定されます。自分のプレイヤーカラーで連なっていても、自分の木の影になっている木からは、ポイントが獲得できません。また、他人の木の影に入っている木からも、ポイントの獲得ができません。
※そのため、明確に敵対的な行動をする必要があります※

ターン中のアクション(ライフサイクルフェイズ)

全てのプレイヤーがライトポイントを獲得し終わったら、スタートプレイヤーから順番に、時計回りにアクションを行います。

ターン中に可能なアクションは以下のとおりです。アクションは、好きな順番で好きな回数アクションを行うことができます。

注意事項:ターン中の行動は、1マスあたり1アクションのみ実行可能です。1ラウンド中に、種を植えて成長させたり、木を二段階成長させる事はできません。

  • 種・樹木の購入

  • 種を飛ばす

  • 木の成長


種・樹木の購入

プレイヤーボードに残っている、種・樹木を購入します。(プレイヤーボード上の、種・樹木は未取得なので、利用することはできません。)購入するための料金は、種・樹木の横に書いてある数値と同じ数、ライトポイントを支払います。

購入済みの種・樹木は、未購入と区別するため、プレイヤーボードの近くに置きます。

種を飛ばす

太陽ポイントを1ポイント支払い、既に存在する自分の木から離れた位置に
種を植えます。

木ごとの種を飛ばせる距離は以下のとおりです。

  • 小サイズの木:1マス

  • 中サイズの木:2マス

  • 大サイズの木:3マス

種を飛ばす際は、ストックに種を持っている必要があります。また、1ラウンドにつき、1つの木からは1つのみ種を飛ばすことができます。

インスト用補足:順番を混ぜると、どの木から種を飛ばしたのかわからなくなるので、種を飛ばすのはまとめて実行し、やり始めたら手戻しは困難なので、ターンプレイヤーも配慮してください。

成長・回収

種や樹木を成長させます。樹木を成長させる際は、成長後の樹木をストックに持っている必要があります。

成長にあたり必要なポイント数は以下のとおりです。

  • 種ー>小サイズの木:1ポイント

  • 小サイズの木ー>中サイズの木:2ポイント

  • 中サイズの木ー>大サイズの木:3ポイント

  • 大サイズの木ー>枯らす:4ポイント

成長する前の種・樹木は、プレイヤーボードの対応する種類の空きスペースの、最もコストが高い場所に戻します。プレイヤーボードに空きがない場合、箱に戻します。

インスト用備考:初期資源の小サイズの木と、中サイズの木は箱に戻すと損失が大きいです。成長の前に、プレイヤーボードから種・樹木を購入し、箱に戻さないよう注意することをおすすめします。種については戻してもそこまで問題ない場合が多いです。

大サイズの木を成長させ、枯らした場合、大サイズの木があったマスに記載されていた葉っぱの枚数の得点タイルを、得点タイルの山の一番上から獲得します。

もし、対応する葉っぱの数の得点タイルが存在しない場合、次に少ない葉っぱの枚数の得点タイルを獲得します。

ラウンドの終了

スタートプレイヤーから順に、全員がターンを実行したら、ラウンドが終了します。

ラウンドが終了したら、スタートプレイヤートークンを、時計回りに次のプレイヤーに渡し、次のラウンドを開始します。

もし、太陽がゲームボード上の初期位置に戻っていた場合、太陽カウンターの山を上から1枚取り除きます。太陽カウンターが残っていない場合、ゲーム終了です。

ゲームの終了

規定のラウンド数、太陽が周回したらゲームが終わります。3週✕6角形のため、18ラウンドでゲームは終了します。

プレイヤーは、得点タイルの数値を確認し、最も点数が高いプレイヤーが勝者です。同点の場合、どちらのプレイヤーも勝利します。

上級ルール

全てのプレイヤーがゲームに慣れている場合、上級ルールで行うことができます。

インスト用補足:ゲームに対する慣れが重要です。ボードゲーム経験が豊富だったとしても、参加している全てのプレイヤーがこのゲームに慣れていない場合、上級ルールはやらないほうがいいです。

上級ルールでは、通常のルールに加えて、以下の追加ルールが加わります。

  • 太陽は3週ではなく、4週します。したがって、準備の際に3の太陽カウンターの上に、4のカウンターを重ねます。

  • 他人の木の影となっている箇所では、木から種を蒔くことも、木を成長させることもできません。

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