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おせち料理と氏神神社でのちょっと不思議な出来事

今年も真面目におせちを作りましたが、ひとつ失敗したのはタケノコをお煮しめに入れ忘れました。今度タケノコご飯にでも使います。写真はめずらしく自前です。

ほんのり苦いクワイも美味しく炊けました。お煮しめは今年は鶏肉ではなく豚肉にしました。義母が鶏肉を食べられないからです。しっかりめに味付けしたのでとても美味しくできました。

黒豆は過去に一度作りましたがガス代も手間もシャレにならない上、さほど美味しくできなかったのでそれからは自分では作っていません。近所のスーパーで2種類の黒豆を味見します。

少し高級な丹波篠山の黒豆が1300円、ただの国産が900円。悩みますねー。こういう小さいのに悩むんです。お正月だから奮発したい気持ちと、お正月だからなんでも高くて節約したい気持ちが戦っています。うーんうーんと唸っていると、もう一度味見をどうぞと食べ比べさせてくれました。やっぱり高級なほうが後味がいいんです。1300円の黒豆を受け取りました。 

ごまめも標準の味付けにお気に入りの蜂蜜を少し足したらとても深い味になりました。ポリポリと香ばしい仕上がりに満足です。ほかにゆり根の卵とじとかも作りました。ゆり根も柔らかな優しい味なので大好きなんです。お雑煮は白みそにコロンとした丸餅です。

いつもはお雑煮に入れる生の手毬麩も眺めて迷いましたがやっぱり高いので今年は割愛。代わりにイノシシ柄のかまぼこを薄く切って浮かべます。紅白のかまぼこは飾り切り。バラとか作って並べると華やかになりますね。他にも今年買わなかったものはエビです。我が家ではエビはいつも人気がないのに結構お高いのでパスしました。

今日、午後からは近所の氏神神社へ新年のご挨拶へ行きました。お天気が良くてよかったです。ここから氏神神社で体験したちょっと不思議なお話を書きます。

この話は人に言ったことがないんですが、今の自宅に引っ越してきてしばらくした頃に知り合いの年配の方に「引っ越したなら早めに氏神さんへお参りに行ったほうがいいよ」と言われました。子供たちの安全を守ってくれるのは氏神さまだからという理由です。あまりそういうのを考えたことがなかったので、行った方がいいんだろうなと思いつつも先送りにしていました。

気になりながらも一年以上どうしても気持ちが乗らなかったんですが、とうとう行かなくちゃと思い、ある日わりと朝早い時間に自転車で向かったんです。

はじめて訪れた神社でしたが、そこですごく不思議な気持ちになりました。木々に囲まれた境内を歩きながら芽吹いてくる草花を眺めているとぶわっと押し寄せるような感情が湧いてきて、なぜか涙がポロポロとこぼれました。

つらいとか苦しいとかそういう涙ではなく何かに包み込まれるような気持ちになったんです。まるで氏神さまに「待ってたよ」と言われているような雰囲気を感じたんです。早朝の神社で泣いている姿なんて人に見られたら恥ずかしいので慌てて涙を拭いましたが涙は次々あふれてきて気持ちの高ぶりを抑えるのも難しかったです。

こういうのは初めての経験だったので自分でも驚きました。スピリチュアルなことはよくわかりませんが不思議な出来事だったので書きました。神様っているんでしょうね。

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#エッセイ #おせち料理 #黒豆 #ごまめ #氏神神社 #不思議な出来事

お気持ち嬉しいです。ありがとうございます✨