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幸せな老化。

今日、外は晴れています。ここのところ雨が多かったから、久しぶりに朝から晴れてるなぁって。

でも窓を開けるとちょっと寒いですね。

父が昔から冬でも必ず、朝一番に家の空気を入れ替えるために窓をバーっと開ける人だったんですが、それが寒くて寒くて。

今、私も似たようなことをすることがあります。父と比べると超短時間しか開けていられないけど、それでも少しだけ部屋のモワッとした空気を入れ替えたいなって感じるのでバーっとね。

そしたら子供たちが「寒い! 寒い!」と大ブーイング。

そりゃ寒いよね。座ってテレビ見てるときに横の窓をバーっとやられたら。分かるよ。私も子供の頃は同じように思っていたよ。

でもきっとあなたたちも大人になったら自分の子供たちにブーイングされながらも朝に窓をバーっとやるんだと思うよ。


大人になったなって思うことっていろいろあって、一番感じるのは味覚ですね。

子供のころは絶対に食べられなかったものをいつの間にか美味しいと思うようになってきます。

舌の上には味覚を感じる「味蕾(みらい)」と呼ばれるセンサーがあって、これが小さいころにはおよそ10000個あります。大人になるにつれてこの数は減っていき高齢者だと30から50%まで減少するそうです。

子供は食感も含め味、特に酸味や苦味にとても敏感で、まぁこれが好き嫌いの激しさにつながるわけですが、大人になると味に鈍感になるので苦味の強いものも食べられるようになるんでしょうね。

苦味は毒の味だと体が本能的に感じて拒絶するといった話も聞いたことがあります。その苦味を大人よりもはるかにキャッチする子供たちが苦い食べ物を食べたがらないのは、当然のことかもしれません。

そうやって書いていると、好き嫌いするのも大目に見たくなっちゃいますね。


セロリ、フキ、ゴーヤ、ミョウガ、瓜、そら豆、舞茸とかね、そういうのは私が昔は嫌いだったけど今は大好きな食材です。

うちの子供たちは味の微妙な変化を感じる力が非常に高くて、これは将来コックさんが天職じゃないかなんて思っていましたが、上の子はもうだいぶ大きくなってきて少し鈍感になってそう。

なんでも食べられるようになるのは老化のサインだと思うとちょっと残念にも思えるけど、やっぱりセロリもフキもミョウガも大好き。

美味しいと思える食材の幅が広がるのは、幸せなことですよね。


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今でも食べられないのは「らっきょう」です。どうしても無理なんだよね。もっと年をとったら好きになるかな。

なんか前に「大人になったなぁと感じること」みたいなタイトルのお題企画なかったかな。ぼんやり覚えてるんだけど。そう思って探してみたけど、もうやってなかったね。これ、それに投稿したかったけど、遅すぎました。



お気持ち嬉しいです。ありがとうございます✨