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「#あの夏に乾杯」の受賞作品を読んだら泣いた話。

受賞作品をまじめに読んだことはなかった。

いくつかコンテストには投稿してたし、この「#あの夏に乾杯」にもいくつか書いた。

でも自分が選ばれるとは3%くらいしか期待していないので「結果発表」とトップページから流れて来てもいつも「へー、結果出たんだ」と思う程度で開きもしない。

もし何か私が選ばれてるとしたら「お知らせ」が来てるはずだけど、いつも何も来ないから。

今回も応募はしたけど、何も狙っていないし、単にお題企画と一緒で書きたくなったからチャレンジしただけだ。

でもふと、受賞作品を読んでみようと思って開いてみた。

3つ読んだ。

3つも読んだ。

そうか、このレベルなのか、受賞する作品というのは。そりゃ私は3%だと思ってたけど、1%に下げようかと思う。

そして1つに涙した。ものすごくつらかった。浮気される小説だった。
※ ネタバレあります。

きついよね。浮気されるの。まるで自分の事のように読んでて傷ついた。心を許していた相手が、まさか自分以外の人に興味を示しているなんて思ってもなかった彼が、他の女性を抱く。

これほどつらいことはない。心が裏切られたとか、私への愛が前ほどじゃなくなったとか、そういうことよりも、私が一番傷つくのは、彼がほかの女性を抱いた。キスした。もっといろいろとした。そういうことがたまらなく傷つく。

私はおそらく想像力がとても高いので、彼がほかの女性を抱いたとしたらありとあらゆる想像力を働かせてそれらをイメージしてしまうと思う。

彼のそんなときの表情を私以外の誰かが見たなんてとか。彼が彼女をどんな顔で見つめたのかとか。そんなことまで想像する。

本当につらい。

私の言いたいことが伝わっているかな。

彼がほかの女性を抱いた。キスした。もっといろいろとした。

繰り返し書いたけど、これは本当に苦しいんだよ。

私が思うに男女のこの行為は、ほかのあらゆることとは違うとんでもないことで、このとんでもないことを自分以外の女性にしたのかと思うと、もう言葉ではどうにも語れないほどの耐え難さを感じる。

嫉妬で死にそうだ。

だからこの小説を読んで、主人公の女性の感情をストレートに受け取ってしまって痛くて苦しくなって、泣いた。

涼介。

だめだよ。そんなに彼女を安心させて、他の女性と関係をもっちゃだめなんだよ。絶対。

それでも浮気するなら、匂わせてよ。少し前から匂わせて。これっぽっちも疑ってないのにこんなことになるなんてショックの度合いが強すぎる。

小説の結末ではどうやら二人はまた一緒になるのかもしれない。

現実では無理だろうと私は思う。だって彼女は涼介と別れたあとにいろんな男性と関係した。ボロボロになりながら他のたくさんの男性に抱かれた。

そういうことは愛している人としなくちゃいけないんだよ。

どれだけボロボロでもそこはだめ。

そんなことで心の苦しさは埋まらない。余計に孤独を増すだけだよ。

もう二人は戻れない、と私は思う。


勝手に感想書いてすみません。

でもこれほど熱が入ってしまうほどリアリティーを感じる小説でした。長めだけど一気に読めます。


#エッセイ #note感想文 #あの夏に乾杯

それと気づいたんだけど、こういうので賞をとった文章は「スキ」の横に黄色いバッジみたいなマークがつくんだね。知らなかった。

ここにその小説はありました↓ 一番最後に紹介されているnoteです。



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