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甘いのはどこから。

夕暮れどき、かんちゃんの部屋のベッドで2人で転がる。一緒に天井を向いてスマホを触る。のんびりしたいつもの時間。

「ねぇ、甘いやつ、書きなよ」

かんちゃんが私のほうを振り向かずにスマホを見たまま、そう言った。

「甘いやつ? あぁ、noteに?」

「うん、そう」

うーん、甘いやつかぁ。

私がnoteに書く小説とか詩はとっても甘い。毎日思いついた甘いのを書いている。かんちゃんは私が書く甘い文章が好きっていつも言う。

「今、書くの?」

「うん、そう」

でも突然、甘いのを書いてって言われても思い浮かばないよ。

「ねぇ、かんちゃん・・・」

私はかんちゃんの手からスマホをとって、かんちゃんを抱きしめた。

かんちゃんが髪をゆっくり撫でてくれた。

かんちゃんの大きな胸はホッとする。

かんちゃんはいつも優しい。

あ、甘いのが生まれそう。


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