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小説についてちょっと思うことを。

昨日、公開した掌編小説『夏の酔い』がコンテスト「あの夏に乾杯」に投稿された記事の中で「先週最も多くスキされた記事」に選ばれたというお知らせをいただきました。

前回一度同じようなご報告をさせていただいたことがあります。そのことへのお礼をお伝えする記事を書いたら、その記事自体もまた「先週最も多くスキされた記事」に選ばれまして、なんか順繰りで不思議な気持ちでした。

たまにそのお知らせをいただくものの、あまりそのご報告をしたことがなかったんですが、お礼を投稿されている方をときどきお見かけするので、私もそれにまつわる何かを書きたいときには文章にしてお礼もお伝えしようかなと思った次第です。

スキをくださった皆さん、読んでくださった方々、ありがとうございます。

小説『夏の酔い』はノンフィクションとフィクションが混ざっているものです。どの部分が私が経験したことなのかは書きませんが、リアルな世界で起こったちょっとしたシーンを思い出してそこからストーリー性をもたせました。

やっぱり完全にノンフィクションっていうのは難しいもので、どの作品もどこかしらに私の経験談や生の感情が組み込まれています。

実はタイトルをね、最後まで迷ったんです。

もともと「女色」(おんないろ)としていました。でも「女」と「色」ってそれこそ色が強すぎるというか、生々しい言葉ですよね。生々しさを持たせたかったんですが、ストレートすぎかなって。ずっと迷っていました。

次に「二度目の夏」に変更しました。でもこれはまた色が出ないなぁと。明るくも受け取れるタイトルになります。このタイトルだけだと青空が見えてきそうですよね。キリンとのコラボコンテストとしてはどう考えても爽やかな内容のほうが望まれているとは分かってはいるんですが、爽やかな文章には仕上がらなかったもので。だからこのタイトルも納得できず。

そして最後にふと思い浮かんだのが「夏の酔い」です。

ほどよい色が出たかも。どんなお話なのかな、男女の話かなってちょっと匂わせるタイトルになりましたよね。もしそう思って読んでくださったなら私の思いは伝わったんだと思います。どうでしょうか。

コメント欄には「あー、ふたりはどうなっちゃうの。」というお言葉をいただきました。「どうなっちゃうんでしょうね。。」とお返事しましたが、私の中のイメージでは二人はまた関係を持ってしまいます。既婚者同士の恋のはじまりです。あ、危険。

そんな『夏の酔い』はこちらです。まだの方は覗いていってくださいね。

もう1つ、ついでの小話ですが、一週間前に『君の愛。』という小説も書いています。これは朝起きたときに「愛なんてね、うつろうものなんですよ」という言葉が浮かんできたのでそこから物語にしました。こちらもよかったら。

小説を書く人って、どんなふうにストーリーを作っていくんでしょうね。まず何をひらめくんだろう。1文なのか、全体像なのか、終着点なのか。みんなそれぞれのスタイルってあるんでしょうね。

先日、すっごく素敵な小説を読ませてもらいました。登場人物の二人がどうか最後はハッピーエンドでありますようにって願いながら読み進めた小説でした。私がハッピーエンドじゃない小説がわりと多めなので、読んでいるうちに、もしかしてアンハッピーな結末になるんじゃないかとちょっと思っちゃうタイプなんですよね。

でもちゃんとホッとするようなとてもあたたかな物語でした。こういう心が洗われるような素敵なお話を書ける人って、著者ご自身の心が綺麗なんだろうなぁって思いました。

私はどうかな。アンハッピーが多いのは心が不安定なせいでしょうか。

え? 心がピュアじゃないって? そんなはずは・・・。


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「先週最も多くスキされた記事」が順繰りになった記事はこちらです。下の文章の中でもお礼を書いていますが、スキを49もいただきまして、ありがとうございます。



お気持ち嬉しいです。ありがとうございます✨