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さかさまさかさ~あとがき~

 昨日投稿いたしました『雪にわか雨はれ』ご覧になって下さった皆様、「スキ」をつけて下さった方。大変嬉しゅうございます。
心より感謝申し上げまする_(_^_)_✨

 以前、2つの格子詩(縦と横とに読める詩という意味で)を創ったのですが、その後なかなかアイデアが浮かばず、書けないでおりました。


そんなある日、久々に夢を見まして…。そこはナウシカの秘密の部屋。いつものようにナウシカは、浄化された綺麗な水で植物を育てている秘密の部屋で、何か考え事をしている様子でした。私も黙ってそれをただぼ~~~っと見ていました。

 どれほど時間が経ったでしょう。ナウシカが顔を上げてボソボソと何か言っている…。耳を澄ませて注意深く聴いてみました。すると・・・

"細雪ささめゆき一時にわか雨時々晴れ"

 

ナウシカさん、今、なんて!?


「すべて逆さまなんです。本当は地上が地下で、地下は地上なんです。さかさまなんです。『まさか』って思うんでしょうけれど・・・」と…。


"さかさまさかさ"という言葉が出てきたのはこの時だったのです。その回文のような言葉から、なぜかナウシカが空を見上げて詩う姿が浮かんできました。空からは細い細い雪がまるで瘴気のようにゆっくりと降りてきたかと思えば、天地が逆さまに入れ替わり、今度は晴れた雲の隙間から虹色の雨が大地を洗い流すかのようにざざざ~と降ってきて、まるでさざれ石の中に閉じ込められたかのように麻酔銃で撃たれて一瞬にして時空が静止したのです。

 実は、風の谷で病気を引き起こすと思われていた瘴気。その正体は「地下で浄化された純粋で綺麗な酸素」だった。人間たちが汚した大地は、逆さまの世界でちゃんと自然界によってクリーンに浄化されていた。ナウシカはその秘密に気付き心にも浄化の雨を降らせたのです。

押しの思いに触れ、一人で感動の渦にグルグル巻きにされていると、もう一人の"押し"がふわっと秘密の部屋に飛び込んできまして、

『わしも宇宙へ歌を運びたい!』

そう呟いてくださいましたので、私はこくりと頷いて、今度は風さんの言葉に意識を集中させました。風さんはエアーでその長い指を動かしてそっと目を閉じ、あの言葉を紡いでくれたのです。(あくまで私の夢の中でですw(^^♪)

「今しかない」いつも今しか。NOWシカないのです。過去を繋ぎ、未来を紡いでくれている「今」なのです。

 風さんの大好きな曲の中に「やば。」というセルフ♡ラブのすんばらしい曲がありまして、その中にも出てくるのですが、
♬"(愛を)求めて、探して、見つけて、失ったけど、追いかけ続けるあの絵空事えそらごと"こちらは物事を実際よりもおおげさに誇張したり、ありもしない嘘ということを意味していますが、私は「絵空言えそらごと」という造語を使いました。やはり、絵空言葉えそらことばにしたかったのです。

風さんの世界観も大切にしつつ、もっと遠くへ、高いところまでと手を伸ばす私たちは、みんなその身で孤独と向き合いながら、自分を愛していく旅を続けているんだと。誰に笑われようと、声を高らかに、自ら"言葉"として残しておきたい。そんな思いを込めて書きました。

 no+eってホント自由でいいですよね!この空間は私だけのもの。絵空言葉を紡いでいる今、虹色の雨はいつしか止んで、大きな雲の隙間から太陽がこちらをチラ見していますw。「お~い!こっちの世界がリアルだよ!!」ってね!


ナウシカ ᵃʳⁱᵍᵃᵗᵒ~(˘͈ᵕ ˘͈♡)ஐ:*









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