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信用できる人物とは(自己紹介)

この noteアカウントでは、2023年9月初めに届いた「国際詐欺」とおぼしきメッセージの相手との、約2か月間のやり取りを紹介しています。

実際に「詐欺師」とおぼしき相手と連絡をとっていた時の心の動きをできるだけ辿っていきたいので、起きたことを順に書くのが基本形になります。後で、もっと整理した形にしたいと思いますが、まずは時系列順に紹介します。わかりにくいところもあるでしょうが、お付き合い下さい。

海外投資詐欺、国際ロマンス詐欺などの被害に遭う人が減るように、少しでもご参考になればと思います。

私はプロの Scam Baiter(詐欺師の相手をする中で詐欺師側の情報を集めて通報する人)ではありませんし、ホワイトハッカー的な技能を持ち合わせているわけでもありません。小さい会社を経営しているアラフィフの日本人男性です。東南アジアの国に住んでいます。

この noteアカウントでは私の個人的な情報は載せません。記事中では、登場人物には仮名をあてているものの、投稿内容から私のことを特定されて報復的なことをされないとも限らないので、ご了承下さい。

私は、私の思うところにしたがって、誰恥じることない態度と内容で今回の「国際詐欺」らしき相手と接してきたつもりです。私が送ったEメールが彼らの犯罪行為を助長したり、幇助したり、時には私自身が詐欺行為(未遂)をしかけているように思えるものがあるかもしれませんが、Scam Plank(詐欺師をからかって、面白がってyoutubeなどソーシャルメディアで発信する行為)の範囲内であり、相手の時間を奪ったことで少しは犯罪の発生を止めたり遅らせたりはできたのではないかと思います。

ただし、詐欺師とおぼしき相手に対して、私のように延々と連絡をとるというのはお勧めしません。人は、その時々の精神的な状態、置かれた状況などによって、心に隙間を生じることがあります。詐欺師は心の隙間につけ込んできます。その過程を明らかにすることが、私のこの noteの目的です。

国際詐欺の場合、金銭的な被害に遭っていない私のようなケースでは、日本の警察は動いてくれません。情報提供を受けるだけです。ICPO(インターポール)では、通報や情報提供は各国の警察にすることを促し、一般からの通報を受け付けていません。私のケースでは、舞台がいくつかの国にまたがっていて、どこの警察に言えばいいのかがわからないという問題があります。金銭的な被害がないので、どこの警察でも、あくまで情報提供を受け付けるということになるでしょう。結果として、「野放し」の状態が続くことになります。

私は、私にできる範囲で追及し、各国の関係当局に情報提供し、経験を発信して注意喚起するくらいしかできません。それでも、多少の意味はあるでしょう。

顔、名前、その他の個人情報も明かさず、ことの経緯と私見を述べていきます。読者の皆さんは、私の言っていることを信用できるでしょうか。すべて私の作り話で、私は嘘をついて人の気を引きたいだけの投稿者でしょうか。何なら信用でき、何なら疑わしいのでしょうか。信用とは、何によって形作られ、どのように強まったり失われたりするのでしょうか。

翻って、人が自分の判断や行動を疑うときというのは、どういうときでしょうか。自分に対する信用や信頼は、どのように強められたり歪められたりするのでしょうか。

国際オンライン詐欺では、ロマンス詐欺が有名ですが、私のものはロマンス詐欺ではありません。ですが、FBI(アメリカ連邦捜査局)のような捜査機関でも、「詐欺の手口は違っても、詐欺師側が使う心理的な手法や、彼らに騙されないように気をつけるべき点は変わらない」というのは共通認識になっています。「国際」「オンライン」という共通点もあります。国際ロマンス詐欺についての具体的な事例や注意点は、本もたくさん出ていますので、そちらをご覧下さい。私は、今般の自分の経験と突合比較するため、この本を熟読しました。

noteでも、たくさんの人たちが国際ロマンス詐欺について投稿しています。いろいろな人の事例や意見、感想を見ていくと、詐欺に遭わないために気をつけるべきことがわかってきます。そしてまた、詐欺に遭ってしまった人が「自分とは違うアホな人」なのではなく、「ふつうの人」であり、誰でも騙される可能性があるということにも気づかされます。

名前も顔も出さない私の note記事を、皆さんは信用できますか? その答えがどちらでも、何故、その答えになったかを考えてみるのが、詐欺に遭わないようなるための第一歩かもしれません。

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