ハヤブサ使い 第四話 小さな役者

前回までのあらすじ

人嫌いのハヤブサは餌だけでなく、足を繋ぎ止めているロープをも食いちぎってしまった。鷹狩りに出かけるどころか、体にふれることもままならないこのハヤブサを馴らすには、フードと呼ばれる目隠しの頭巾を被せる必要があるのだが…

コブラのように頭と首をくねらせる左手のハヤブサを横目で見ながら、わたしは右手のフードのつまみを握りなおした。インドの蛇使いに弟子入りした訳ではない。ハヤブサがフードを嫌がらず被るよう、毎朝細かく刻んだ肉をフードの内側に入れ、ハヤブサに段々と近づける。餌欲しさに首を伸ばしたハヤブサのくちばしにフードの正面に空いた穴を通せばフードをかけられるはずだが、十数日が経過しても成功することはなかった。

この続きをみるには

この続き:1,065文字/画像1枚

ハヤブサ使い 第四話 小さな役者

KT

100円

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

2

KT

ハヤブサ使い

最速の肉食鳥、ハヤブサを調教して鷹狩をするドキュメンタリー。 全11話。 第一話無料公開中。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。